婚活マッチングサイトは大、大失敗だった
婚活マッチングサイトに、
勇気を振り絞って登録したのはもう１０数年以上前の３１歳ごろ。
結論から言うと、それはわたしにとって失敗でした。
自分のことをよくわかっていなかった当時の私にとって
それは、大、大失敗でした。
そのうえ、自分がHSPさん（Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん）だということも、当時のわたしは知りませんでした。
わたしがマッチングサイトへたどりつくまで
元彼の話
婚活を始めたきっかけは、
２２歳から7年付き合っていた男性と
２９歳の時に別れたこと。
自分から「別れたい」と言い出しましたが、
いざ別れてみると、喪失感でつらく、
落ち込んでやる気が出ませんでした。
ですからすぐに「次の男性を探そう！」
という気になんてなれませんでした。
しかし時が過ぎて気持ちが落ちついてくると
今度は不安な気持ちに支配されるようになりました。
「3１歳、彼氏なし、このまま結婚できないのでは⁉」
このように心配になりました。
わたしだけでなく、当時の女性によくあったのは
30歳前に結婚に焦る気持ちに襲われる感覚。
「自分は結婚できないかも」と不安に襲われる感覚。
わたし自身もとても不安になり、焦りました。
第一に出会いがありません。
職場はエステですから女性スタッフばかりで
サービス業にありがちな平日休み、ブラックな職場環境。
飲み会も昔から苦手。（どう振る舞っていいかわからない）
広く浅く付き合えるたちではないので女友達も少ないけれど、男友達はゼロ。
元彼と付き合う前は
それなりに学生時代からの男友達はいたけれど
元彼と付き合うようになってから男友達はいなくなっていきました。
なぜなら元彼は心配性の束縛気質だったので、
私がほかの男性がいる場所に遊びに行くことをいやがっていました。
「誰がいたの？」
「そいつはどんな奴？」
と根掘り葉掘り聞かれるので
とちょっと重たく感じつつも、
「彼がそんなに嫌がるなら行かない」と
自分から縁を切っていったように思います。
（今思うと「何やってんの、わたし！」と思いますが）
そういう経緯もあり
彼と別れた後は男友達と呼べる人はいなくなっていました。
プライベートで男性とどのように接していいかわかりませんでした。
出会いがない。どうしたらいいの？
その頃、最近結婚したという40代女性の上司がいました。
40代で出会い、結婚したという
わたしにとって希望の星のような存在です。
「どうやって出会ったんですか？」と聞いてみたところ、
「出会い系のサイトよ」と教えてくれました。
「出会い系サイトですか～！」
かなり驚き、わたしにはムリだと思いました。
ですがよくよく考えてみると
飲み会苦手、男友達もいない、休みは平日、
仕事終わりが22、23時になることも多い私には
どう出会ったら良いかわからず
「マッチングサイトしかないかな…」とも思えました。
とはいえ、
出会い系サイトはハードルが高かったです。
当時は200８年くらいで
今ほどマッチングアプリが整備され、普及していなかった時代。
「危険」「怪しい」と思っている人はとても多かったです。
それに加え、上司が出会ったような「結婚前提のお付き合いを考えている」
という男性に出会えるとは限りません。
友達に相談しても「リアルで会うのが一番だよ、ネットは危ないからやめなよ」と飲み会を勧められました。
その友達は飲み会が得意なタイプなので
そのようなアドバイスだったのでしょう。
しかしわたしは合コンや飲み会は苦手なのです…。
当時は飲み会が苦手なことを恥ずかしく思っていたし、HSPだと知らなかったので、友達に「飲み会が苦手だけど出会いたい」と相談できませんでした。
「やっぱり、わたしにはネットで探すしかないよね」
と、なかば追い詰められたような気持ちになっていきました。
とはいえ、PCを開きでマッチングサイトを見ては、
会員登録するかどうか迷い続けていました…。
もんもんとして行きついたのが大手の結婚相談所
結局勇気が出ずにマッチングサイト登録をためらっていると
結婚相談所の広告にふと目がいきました。
・アドバイザーが相談に乗ってくれる
・相互に条件の合う人を紹介してくれる
・男性とのあいだに入ってサポートもしてくれる
「それなら私のようなタイプでも大丈夫かも」
と思い、勇気を振りしぼって電話をかけました。
（当時はメールではなく電話が主流、電話をかけるのはものすごく緊張します）
電話口の女性は親身に話を聞いてくれ
スムーズでテキパキしていたため
安心したのと、気分が高揚したのとで
思わず面談の予約をしてしまいました。
そして面談日当日。
場所は新宿の近代的できれいな高層ビルの中。
雰囲気に圧倒され、ドキドキしながら
結婚相談所の扉を開けると
40代くらいで仕事が出来そうな美人の女性担当が現れました。
ついに結婚相談所に来てしまいました！
人に相談したり助けを求められないHSP
HSPの特徴で
「他人にどう思われるかを気にしやすいあまり、
人に相談したり助けを求められない」
というタイプの人がいます。
具体的に言うと、
友達や親しい人に相談するよりは、
まったく日常に関係ない
占い師やカウンセラーの方が話しやすいということです。
私もそのタイプで、
元彼と別れて辛かったことを
友達に相談した記憶がありません。
「別れちゃった」
くらいは言ったかもしれないけど、
泣きながら本音を吐露したという覚えはありません。
結婚相談所に一度は申し込む
友達に相談できなかったということもあり、
不安だった婚活について
結婚相談所の担当者の女性と話せてホッとしました。
その点で結婚相談所は私に合っている気がしました。
出会いがない、
男友達もいない、
飲み会が苦手、
男性に話しかけるのも苦手、
という私でも
なんだか出会える気がしてきました。
結婚出来る気がしてきたのです。
担当の女性に話を聞いてもらい、励まされて嬉しくなり
思わず勢いで結婚相談所に入会してしまいました！
わたし、HSS型のHSPですから
HSPにもHSS（High Sensation Seeking）
というタイプがあります。
基本はHSP気質ですが
行動的で刺激を求めるタイプがHSSです。
行動的だからHSPさんや繊細さんとは周りから認識されにくいですが、
基本はHSPだから帰宅後はドッと疲れてしまいます…。
つまり、繊細で敏感で刺激に弱いわりに
やるときは思い切ってやってしまうのです。
その時のわたしはHSSの気質が出ていたので、
「婚活がんばる！」という気持ちになっていました。
契約書にサインの後は
自己紹介文を書いて、プロフィール写真をその場で撮影。
（一眼レフでかっこよく撮影）
「これで出会えるなら！」とやる気になっていました。
気になるお値段はというと、
当時の私のプランは25～30万円くらいだったような気がします。
勇気を振りしぼって契約しました。
結婚相談所を断り、いざ出会い系のマッチングサイトへ！
結婚相談所から帰宅し、もらった資料をじっくり読んでみました。
ページをめくると
「こんな風にして出会えました！」
とか、
「結婚出来て幸せです！」
という体験談が載っていました。
体験談だけでなく、婚活の実際の流れが図式で説明されていて、
イメージがじょじょにわいてきました。
どんなステップで進めていけばいいのかわかりました。
ふと
「これなら自分にも人並みに婚活ができるのではないか？」
「やり方さえわかれば何とかなるのではないか？」
という気がしてきました。
「いきなり結婚相談所頼らず、まず自力でがんばってみよう」
そう決意して、結婚相談所はクーリングオフしました。
ここでついに、出会い系のマッチングサイトに会員登録しました。
プロフィール写真もセルフィーでガラケーを使って撮りました。
自己紹介文をアップしたり、プロフィールや条件を入力していきました。
「興味あり」的なボタン機能があり、女性男性ともに気になる人がいたらそのボタンを押します。
またはメッセージを送ったりします。
新会員が登録すると、皆さんにすぐお知らせが届く仕組みになっているため、わたしの情報はすぐに誰かに届いたのでしょう。
「興味あり」のお知らせがあったり、男性数人からメッセージがあったりと
反応がありました。
怖くてドキドキするけど嬉しい。
これは、期待していいのかしら？
し・か・し、HSPさん、繊細さんの私には道のりはそう甘くありませんでした…。
続きはこちらです。
【HSP婚活ヨレヨレ体験パート２】自己肯定感が低いと出会うダメ男
【HSP婚活失敗体験パート3】またもやダメンズ4人目はちょっと見エリート
【HSP婚活失敗体験パート4】モラハラ・浮気・借金強要しながら逆ギレの最強ダメンズを引き寄せる
【HSP結婚体験パート１】おつきあいしたことないのに突然結婚！
HSPで繊細さんの私の婚活失敗話をヒントにしていただければ嬉しいです。
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