【HSP婚活失敗体験パート3】またもやダメンズ4人目はちょっと見エリート

Hot spring bath

HSS(High-Sensation-Seekers)型という刺激探求型HSPさんのわたし。
マッチングアプリで婚活を始めてから、3人の男性に会ってきました。

【HSP婚活失敗体験パート1】マッチングサイトにたどりつく

【HSP婚活失敗体験パート2】自己肯定感が低いと出会うダメ男

「私はダメなんだ」
「愛されないんだ」
という気持ちがますます強化され、とても苦しかったです。

しかし、今ならわかるのです。
わたしの自己肯定感の低さが
「ダメンズを引き寄せてしまっていた」
ということを…。

HSPさんで自己肯定感が低かったわたしが婚活に突入し、ヨレヨレになった体験のパート3に入ります!

フランス在住歴あり、大手企業勤務の40代男性との出会い

3人目の嘘つきイケメンで精神的にすり減ってしまったため、しばらく婚活をお休みしていました。
季節は冬。
冷たい風がわたしの気をますます滅入らせていきました。

「もう結婚できないかも…」
そんなふうにどーんと落ちていきました。

しかし、春になり、暖かさと開放感が感じられるようになると、
「また頑張ろうかな…」という気持ちがわいてきました。

(HSPさんなので季節の変化にとても影響を受けます)

もともとHSPさんですから、飲み会に誘われてもまったく行きませんし、行かないから誘われなくなるため、相変わらず出会いはありませんでした。

「紹介してください」と誰かに頼むのはとても恥ずかしかったので、結局また、マッチングサイトへ戻っていきました。

前回は同世代のイケメンで失敗したので、また年上の40代で探していきました。

とはいえ、マッチングサイトへ登録してからだいぶ経ったので、男性からのメッセージはほとんど来ない状態。
自分からアクションを起こす必要がありました。

かといって、自分からいきなりメッセージを送るというのは、やっぱりできない。
なんて書いていいか分かりませんし、どう思われるか怖いのです。

「興味あり」ボタンをポチっと押して、
「興味ある女子がここにいるよ~」と意思表示をするのがやっとでした。

その中で、反応があった男性がいました。

40代なかば、大手企業勤務、都内在住、フランスに赴任していたこともある男性。
「フランス」というところでわたしはとても惹かれました。
なぜなら当時フランスがとても大好きだったから。
フランスへは3度旅し、1度は一人旅したほど。

メッセージのやり取りが始まり、ついに会うことになりました。

平日の夕方、恵比寿のおしゃれなバーで待ち合わせ。
恵比寿ですよ、恵比寿。
当時は世間知らずで30歳を過ぎたばかりのわたしにとって、恵比寿は効きました。

今までの婚活でもこのようなシチュエーションはなかっため
「おしゃれだわ~、大人だわ~」
と舞い上がってしまいました。
(単純です)

バーでは支払いもスマートにサッとしてくれて、「年上っていいな」と思いました。
(ますます単純なわたし)

その後は近くのフレンチレストランへ移動しました。
家庭的で落ち着いた感じの素敵なお店でわたしの気分はますます上がりました。

男性は話題豊富でおしゃべり好き。
かといって一人でしゃべりまくる、というわけではなく、コミュニケーションに慣れた人でした。
そしてレストランでもごちそうしてくれました。
なんだか大切にされているようで嬉しいとますます舞い上がります。

見た目はというと、背は低め(私より5センチくらい高いという感じ)、お酒好きというだけありちょっと太め。
イケメンではまったくなかったのですが、話し上手で表情豊かなところが人懐っこい感じを与えます。

その時は、「好きかどうかよくわからないけどイヤでもない」という感覚でした。

だけど、前の男性が嘘つきのイケメンだったので、今回は正反対の感じがして「少し様子をみてみよう」という思いにいたりました。

わたしはそんな調子でしたが、相手が積極的だったので、そのあとまたお食事することにしました。

フランス在住が長かったからでしょうか、2度目のデートでは、アプローチが積極的、かつ女性の扱いにとても慣れていました。

どう慣れているのかというと、わたしをほめつつ、手にさりげなく触れたりして距離をつめていきました。
女性を気分良くさせる技術がありました。
さすがフランス仕込みの技。

長く付き合っていいた男性と別れてからしばらく、わたしは女性としての自信を失っていいました。
ですから男性にそのように扱われることが嬉しく感じました。

夕食&お泊りデートで違和感

そしてついに、その男性の家に夕食&お泊りすることにしました。
文章ではさらっと書きましたけど、これは勇気がいりましたよ、ほんとうに。
ですが、決意しました。

「進まなくちゃ仕方ない」
「女性として心もカラダも満たされたい」

という気持ちが勝り、いざ、仕事を終え、彼の自宅へ。

彼の家は東京郊外のいわゆるベッドタウンと言われる場所にある、家族が住むような広さのあるマンション。

ここまで来れたのは、私がHSS気質があるからなのでしょう。
とはいえ、いつもこれほど積極的ではありません。

引きこもっていることが大半ですが、季節やタイミングでHSS気質が出てきます。
この時はそれが出ていたのでしょうね。

さて、彼の家に行ったところにお話を戻しますね。
彼の手料理をいただきながら、部屋の様子や彼を知らず知らずのうちに、ついつい観察してしまっていました。
ついつい観察するのはわたしのクセです。
(HSPさんの特徴でもあります)

そして気づいたのですが、「部屋も彼もなんだか老けてる…」ということ。

部屋の感じもなんとなく古臭い。
彼の肌ツヤはあまりなく、皮ふがたるんでいる。

今まで外で会ってきたので暗くてわかりませんでしたが、部屋の明かりで照らされた彼は、なんだか思ったより老けて見えました。

そんな疑問がフッとわいたのですが
「いやいや、今はそれよりこの時間を楽しもう」
と考え、その疑問を奥にエイっと押しやりました。

3度目のデートでお泊りした朝、満たされた感よりも、なんとなーく居心地悪い感じがありました。
一緒にいてリラックスできないという感じでしょうか。
彼も慣れてきたせいか、ホンネで会話をしてきます。
その会話にもなんとなく居心地の悪さを感じました。

今なら深く付き合う相手になら
「それ、どういう意味なの?」
「その言い方、ちょっと嫌な感じがした」
と話しますが、当時のわたしはそのようなことができませんでした。

結果、モヤモヤしたままでした。

それから、なんとなく会うのを避けていました。

しばらく会わない日が続き、
あるとき彼が突然わたしの一人暮らしの部屋に来ることがありました。

「友達と飲んでいてさびしくなったから行ってもいい?」という調子です。

わたしは誰であっても、突然来られるのが苦手です。
仕事を終えて家でリラックスしているときは、ひとりでのんびり過ごしたい。

ですがこの時は、
「断ったら悪いかな」
「まだ付き合いが始まったばかりだし、様子をみよう…」
「しばらく居たら帰ると言ってるし…」

という考えから、OKしてしまいました。

しばらくして酔っぱらった彼がやってきました。
ちょっとおしゃべりしたかと思うと、わたしの部屋でグーグーといびきをかいて寝てしまいました。

私の一人暮らしの小さな部屋に他人がいきなり来て、いびきをかいて寝ている…。
とても落ち着かない気分になりました。

しばらくして彼は目を覚ますと、機嫌よく帰っていきました。
「帰ってくれてよかった」と心の底からホッとしました。

このとき、家に来てくれたことに、まったく嬉しさを感じることができませんでした。

それなのに「彼のことを受け入れなくちゃいけない」と思い込んでいました。
そして、ひとりで疲れてしまっていました。

温泉ドライブでやっとわかった

ある時、ドライブを兼ねて温泉に行こうと誘われました。

わたしはいまだに
「断ったら悪いかな」
「まだ付き合いが始まったばかりだし、様子をみよう…」
という気持ちがありました。

また、
「温泉に連れて行ってくれるなんて嬉しい」
「どんな素敵な温泉宿かしら?」
という下心もありました。
(恥ずかしいですが、ホンネです)

しかし、下心は見事に破壊されました。

温泉宿は彼の会社が入っている健康保険組合の保養所でした。
そのため、朝食時に彼の同僚と鉢合わせしました。
浴衣姿で隣のテーブルというシチュエーション。

まだデートして3か月くらいの関係ですから、すごーく、気まずかったです。
一応、笑顔で「おはようございます」くらいの挨拶はしましたが、どうしてよいかわかりませんでした。
ほんとうに気まずかったです。
もし彼のことが好きだったら、「ちょっと恥ずかしいけど紹介してもらえた」などと思うのでしょう。

そして、チェックアウト。
支払いの段になって初めて知ったのですが、費用はワリカンでした。
今まで2回のレストラン代は出してくれましたので、今回も出してくれるものと思っていました。

保養所なので料金は高くはないですよ。
ですが、ワリカンなら行く前に言ってほしかった…。

しかし、行く前に「費用はワリカンで」と言ってくれたら、わたしはおそらく行かなかったかもしれません。

それとも「ワリカンかあ…」とモヤモヤしながら行ったのでしょうか?

もし好きだったら、ワリカンなんて気にしませんよね。
ワリカンが気になるということは、そうではなかった、ということ。

今のわたしから見れば、それほど好きでもない人と、お金を出して、貴重な休みを使い、温泉に行くというのはちょっとあり得ないことでした。

だけど当時は「大人同士だから言われなくてもワリカンは当たり前だよね」と無理やり自分を納得させていました。

また、
「ワリカンなら行く前にそう言って!」
と相手にぶつけることもできませんでした。

モヤモヤしているときに
「今度は高速代をお願いしようかな♡」と言われた瞬間、
居心地がすごーく悪くなりました。

その時に、何かの拍子で彼の身分証が見えました。

生年月日をみて、驚きました。
あきらかに、年齢は55歳くらい。

マッチングサイトでは45歳くらいと書かれていました。

「嘘をついていたんだ…」

それを見て、嫌な気分になりました。

嘘つきは前回のイケメンでコリゴリです。
55歳の彼の嘘は恐らく年齢だけで、それ以外はちゃんとした人だと思います。

しかし、「なんだか嫌だな」という気持ち、居心地の悪さがますます膨らんでいきました。
温泉ドライブは居心地の悪さと疲労感とともに終わりました。

翌日、「楽しかったね、また行こう」というメールが彼から来た瞬間、
「嫌だ」と思いました。

だけど、どうしてよいかわからず、そのメールには返信できませんでした。

メール放置でこじらせる

「断ったらもう男性との縁はないかもしれない」
「だけど会いたくない」
「断るにしても、なんと言っていいかわからない」

このようにモンモンと考え、結局返信せずにずーっと放置してしまいました。
今では「返信しないのは悪かったなあ」と思うのですが
ほんとに、どう返信してよいかわかりませんでした。

わたしからの返信が来ないことで、彼からは「どうしたの?」というメールの嵐。
そしてたくさんの着信履歴。
携帯電話を見ることすら怖くなりました。

「返事をしなきゃ」
「でも、なんて返事したらいいんだろう」
「なんだか怖い」

そんなことでずーっと、モンモンとして胃が痛くなりました。

仕事中にもふと思い出しては重ーい気持ちになりました。

この時、たまたま「スピリチュアルカウンセラー」の予約をしていました。
テレビ関係の仕事の方から「すごく当たるよ」と聞いていたため、職場の部下2人と興味津々で予約していました。

予約の日にわたしは「いま、モンモンとしていて、どうしていいかわからない」とスピリチュアルカウンセラーの人に相談しました。

質問があまりにくだらなかったため、なんて言われたのかは今では覚えていませんが、おそらく「別れたいと言えばいいだけ」と言われた気がします。(笑)

ですが、いままで誰にも相談できなかったので、ここでガス抜きができました。
こころと思考に余裕ができたように思いました。

返信できずに2週間くらいたったころ、モンモンとするのに疲れ果てました。

「もういいかげん、やめよう。このままでは次に進めない。」

勇気を出して「ごめんなさい、お付き合いできません」とメールで送りました。

相手からは、「放置されたことに対しての怒り」「メールで断ることに対しての怒り」と、「なぜ?」という長文の返事がきました。

「なぜ?」って…。
ちょっとしたことの居心地の悪さの積み重ねとか。
わたしの自己否定感だとか。

彼には私の気持ちが理解できないでしょう。
理解してもらいたいとも、もはや思えませんでした。

覚悟はしてましたが…、長文、怖かったです。
とても苦しくなりました。

しかし
「ここでしっかり終わらせないと次に進めない」とわかっていたので

「会って話すのが怖いから許してほしい」という謝罪と
「年齢の嘘がショックだったこと」と
「フィーリングが合わないこと」を伝えました。

嘘に関しては「悪かった」ということでした。
しかし、「フィーリングが合わないこと」に関しては予想外の事だったそうです。

「好意を持っている」とカン違いされていたのでした。

自分の理想のパートナーシップのイメージがなかったわたし

つまり、こういうことです。

繊細なので相手のよろこぶポイントがわかり、それに合わせることができてしまう

男性は「いい感じ」と誤解してしまう

合わせていることで、わたし自身はあとでドッと疲れてしまう

疲れてしまい、関係に対してモヤモヤしてしまう

HSPさんなら、こういうこと、あるのではないでしょうか?

よろこぶポイントがわかるのも、それに合わせることができるのも、すべて無意識にやっていることなんです。

がんばって、ムリして「合わせよう」としているわけではありません。
体に染みついてしまっているクセみたいなものなんですよね。
それで相手に誤解されてしまうのです。

また、わたし自身が
「こういう人と、こういうお付き合いをしたい!」
としっかりイメージがなかったため、彼と合うかどうかがハッキリわからなかったのです。

結果、ずるずると流されてしまいました。

ハッキリ、自分の理想を描き切れていなかったんです。

たとえばですが
「ごちそうしてくれて、リッチな思いをさせてくれるような男性とお付き合いをする!」
「それが叶わなかったら別れる!」
と決めていた方がよっぽど潔くてカッコいいですよね。

しかし、わたしは自己否定感があり、自信もなかったため、潔さがありませんでした。
そして、理想が分かりませんでした。

彼は長文メールで怒りと、ののしりをぶつけてきましたが、なんとか関係は終わることができました。

ののしられましたがやっと終わってホッとしました。

HSPさんは断るのが苦手な人が多いですが、「違うな」と感じたら、自分の感覚に自信を持つことが大切だと思いました。

そして断る時は、早めにきっぱり断らないと、ますますややこしくなることを実感しました。

まず最初に「自分の理想のパートナーシップ」がなかったからなあ…。
「合うかどうか、わからない」と悩むのは当然ですよね。

自己否定感があったからなあ…。
そのままでは、「理想のパートナーシップ」なんて描けないですよね…。

婚活の失敗を通して、少しずつ自分と向き合い始めたわたし。

次は、ある意味でわたしを大成長させてくれた(前向きにとらえてます)、最強ダメンズとの同棲・婚約破棄についてお話ししますね。
続きはパート4をお楽しみに。

【HSP婚活失敗体験パート4】モラハラ・浮気・借金強要しながら逆ギレの最強ダメンズを引き寄せる

私の失敗から幸せを見つけるヒントにしていただければうれしいです。

こちらはV字回復の元気の出る物語です。パート4の最悪編を読んでからごらんになる方が楽しめます(笑)

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