これまで「不安で苦しい」と感じることがよくありました。
物事を悪い方へ考えて、気持ちがネガティブに沈んでしまうというふうに。
「もし○○になったらどうしよう…。」
このように、心が重くなる妄想ばかりしてしまいました。
しかし、すぐそばにいるだんなさんを観察していると、
何かトラブルがあっても（わたしがトラブルと感じていても）
全くトラブルとは思っていません。
そしていつも自由気まま、マイペース、ノーテンキで自分のしたいことを好き勝手にやっています。
落ち込むこともありません。
「だんなさんに比べて、どうしてわたしはこんなに不安になりやすいのだろう？」
と疑問に思っていましたが
「わたしがHSPさん（Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん）だからなのだ」と分かってスッキリしました。
今回は「わたしはHSP」とわかってよかったことについてお話ししていきます。
過去の自分に納得することができた
過去の失敗や後悔、自分のことをダメだと思った記憶がずっと残っていました。
「自己肯定感の低かった自分はダメなやつ」
「人とうまくコミュニケーションが取れなくて情けなかった」
「勇気がなくて会社を辞めることができなかった」
失敗や後悔はまだまだたくさんありますが、そのようなことをずっと引きずっていました。
おそらく、自分では気づいていないような心の奥底の悲しみや怒りもたくさんあるでしょう。
ですが、HSPの特徴を知って、過去の自分の受け止め方が変わりました。
「HSPだからそのような選択をしたんだ！」
「HSPだからそうだったんだ！」
と過去の自分に納得できました。
納得することにより、過去の自分の失敗や後悔に対して、
「どうしてそんなことしちゃったの？」
「何やってるの、わたし！」
という責める言葉ではなく、
「それは仕方がなかったんだね」
と言ってあげることができました。
受けとめてあげることができました。
さらに、
「HSPだから、カウンセリングの仕事に向いていたんだ。」
「HSPだから、『気が利く人だ』と喜ばれたんだ。」
「HSPだから、人から嫌われるということがあまりないんだ。」
と長所も発見できるようになりました。
負の感情に振り回されなくなり、心が軽くなった
HSPの特徴を知ってからは、
自然と湧いてくる不安な気持ちに対して寛容になれました。
ふと、不安になることを思いついた場合は、
以前なら不安な気持ちでいっぱいになり、その沼にはまっていました。
だんなさんにも「どうしよう、どうしよう〜」とネガティブな気持ちをぶつけていました。
それに対し、だんなさんはノーテンキなので、「大丈夫だよ」とあっけらかんとした態度。
わたしはますます不安になり、だんなさんに対して「どこが大丈夫なの！？」とイラっとしていました。（笑）
今では不安な気持ちにおそわれたり、頭が心配でいっぱいになっても、
不安の正体が「HSP気質だから」とわかっているわけです。
「HSPで危機管理能力が発達してるから、やたら心配しちゃうんだね」
「不安を感じやすいのはHSPの生まれつきの性質だからだね」
と、今では冷静に自分の感情を見ることができるようになりました。
冷静に自分を見ることができると、その瞬間に不安と距離を置くことができます。
たとえて言うなら不安という霧のまん中で前が見えなくなるのではなく、
外から「霧があるね」と落ち着いてと見ることができるようになりました。
不安が一瞬わき上がっても、ネガティブな感情に支配されなくなり、心が軽い状態をキープすることができています。
家事や仕事で無理をしなくなったので楽しくなった
HSPさんは責任感が強いため、仕事を頑張りすぎてしまいがちです。
わたしもそのようなところがあり、ムリしてがんばり、疲れてイライラし、仕事のパフォーマンスが落ちていました。
そして周りをつい見てしまうので、がんばらない人を見てはイライラがさらにたまってしまうという状態になっていました。
これでは家事や仕事をするのが楽しくなくなりますよね…。
今では「HSPさんは責任感が強い傾向がある」ということがわかっているので、「責任感もほどほどでいいのかな」と切り替えました。
頑張りすぎずに「ほどほど」を心がけています。
「もうちょっとやれるかな？」と思っても、少し疲れたら休憩してのんびりするようにしています。
「休んでから明日すればいいか」と思えるようにもなりました。
もちろん、締め切りのあるものなら頑張ってやり切りますが、締め切りのないものや、自分で終わりを決められることならば「ほどほど」にしています。
そのようにすることで疲れにくくなくなりましたし、穏やかに仕事に取り組めます。
そして周りの人のノンビリとした仕事ぶりを見ても気にならなくなりました。
仕事も家事もほどほどにして気分よく楽しく過ごしています。
だんなさんとの関係がますます良くなった
わたしはHSPとわかりましたが、だんなさんは非HSPだとわかりました。
だんなさんはもともと超マイペース。
わたしが何をしていても、自分のことに集中しているときは全く気づきません。
「自分が楽しければいい」という考えの持ち主で、「奥さんがどう思うか？」なんて彼の辞書にはありませんでした。
以前は「どうしてわたしのことを気にかけてくれないの？」とだんなさんに対して悲しく感じ、腹立たしくさえ思っていました。
しかし今は「だんなさんは『鈍感なクマさん』だから仕方ないか」と思えるようになりました。
「わたしがHSPであること」が１つの個性であるように、「だんなさんが鈍感なクマさんであること」も１つの個性として見ることができるようになりました。
そのため、だんなさんに対して、悲しい気持ちになったり、イライラしたりすることもなくなりました。
また、わたし自身がネガティブな感情に押しつぶされなくなったため、気分良く過ごせています。
会話やスキンシップもはずみ、自然と夫婦仲もますます良くなってきています。
自分の本当の喜びとミッションを見つけた
以前は自分のしたことに後悔することが多かったです。
やってきたことに対して、悲しいとか、不安というネガティブな意味をつけていたように思います。
たとえば、ダメ男と付き合ってしまい「わたし、何やってたんだろう…」と自分を責めることがありました。
ですが、今は、
「HSPだったから仕方がない部分もあった」
「そのような失敗があったから、自分は成長できた」
「経験がわたしを強くしてくれた」
と心が軽くなる考え方ができるようになりました。
男性のこと、恋愛のこと、人とのコミュニケーションで悩み、失敗してきたわたしだから
「結婚やパートナーシップで悩んでいるHSPさんのお役に立ちたい！」と考えるようになりました。
「お役に立ちたい！」と思えることは心からの喜びであり、行動の原動力になっています。
HSPさんは「心からの喜び」が行動の原動力になりますから、
「心からの喜び」を見つけることは大切です。
ありのままを受けとめることからスタート
「わたしはHSPさんかもしれないな」と思ったら、ぜひHSP診断テスト(HSPナチュラルガイド版)を試してみてください。
HSPだと知ることは、ありのままの自分を受けとめる助けになります。
「だから自分はこういうところがあったのか」
とハラ落ちすることにとても意味があります。
ありのままを受けとめることができれば
むやみに後悔しなくなります。
自分を「ダメなやつ」と短絡的に思い込むことがなくなります。
ただ、どうしても、今まであまりにも「自分はダメ」という思い込みが強ければ、それは少しずつお手入れしていく必要があります。
それは、生まれ持ったHSP気質がダメなのではありません。
親の影響、学生生活の影響、周囲の人の影響によって、
あなたが「ダメ」だと思い込んでしまったことが原因になっています。
あなたが自分に課したルールや尺度が原因になっています。
その場合は時間をかけて、玉ねぎの皮を１枚づつむいていくように、「ダメ」と思い込んでしまった事柄をはがしていくことです。
そうすれば、ほんらいの、自然体のあなたを見つけることができます。
わたしの開発したHSPナチュラルメソッドはそれを助けますが、
自分がHSPだとわかるだけでも、本当のあなたを見つける助けになるのです。
自然体のあなたを見つけることにより、心を軽く、安心して過ごせるようになってください。
HSP気質に生まれた幸運
HSP気質は生まれ持った気質ですから、それをくよくよしてもしかたありません。
それよりわたしは、HSP気質に生まれたことを幸運と思えるようにこれからも努力し続けます。
HSPさんとして、非HSPさんたちが持てない高い感受性能力を、日々、ちょっとしたことでも活かしていくことで、HSPさんは輝けます。
丁寧に資料を作るとか、悩んでいる人の話を聞いてあげるとか、行き届いた掃除をして部屋をきれいにするとか。
『鈍感なクマさん』たちには絶対にできないことばかりです。
自分も楽しいですし、人から感謝もされます。
わたしは自分がHSPだとわかり、本当に良かったと思っています。
おそらくあなたも「HSPとわかって良かった」と思うことがたくさんあるでしょう。
💛さゆりん＆のりりんのInstagramへぜひお越しください！
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