だんなさんがHSPを瞬間に理解した言葉

Understand in the moment

HSPのことを正しく理解してもらうのは本当に難しい

「まわりの人に

HSP(Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん)のことを

理解してもらいたい」

と考えてらっしゃるHSPさんは多いです。

とはいえ、

自分にはないものを理解する難しさや、

HSPさんに対する偏見も残念ながらあるため、

実際には

「正しく理解してもらうのはむずかしい」

と感じてしまう方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

わたし自身も

非HSPのだんなさんに理解してもらうのは、

最初はそれはもう、

たいへんでした。

うちのだんさんはHSPのこと、最初はまったく理解できませんでした

結婚した当初は

お互いにHSPという概念を

知りませんでした。

「わたしは繊細なほうだと思う」

「人混みで疲れやすいな」

「怒っている人のそばにいるとドキドキしすぎる」

という自覚はありました。

だんなさんもわたしのことを

「繊細で優しい人だな」

くらいしか思っていなかったそうです。

つまり、何も考えていなかったわけです…。

「いっしょにいるときはおだやかに話してほしい」

「怒ることがあっても、

怒ったエネルギーをそのままぶつけないでほしい」

ということはその都度伝えましたが、

もともと言い方がキツめのだんなさんには

あまり効果がありませんでした。

非HSPで「鈍感なクマさん」でもある彼は

(今では愛をこめてそう呼んでます)

「他人は自分と同じ」と思っていて

「強く言わないと伝わらない」

ということをモットーにしていました。

(ひどいカン違いですね)

彼がわたしに何か注意したときに、

わたしが

「ごめんね、わかったよ、次からそうする」

と答えても

「本当にわかったの?

早く終わらせたいからテキトウに答えてない?」

とキツめの口調で返されました。

「そんな言い方しなくても…」と当時はよく傷ついたものです…。

「なんじゃ、その言い方は〜!

なに様だと思ってんの〜!

ガオー!」

とわたしが戦えたなら、

いたずらに傷つくことはなかったのかもしれませんが、

当時はそんな風にできませんでした。

(今はできるようになりました!イエイ!)

それ以外にも

彼の言葉にドヨーンとくることが

以前はたびたびありました。

HSPのわたし × 鈍感なクマさん(しかも言い方がキツめの)

という組み合わせ。

刺激を避けることを考えたら

最悪の組み合わせですね。

そんな言い方がキツめの彼でも、

今では

HSPさんの最高の理解者になりました。

今では

わたしがびっくりしすぎないよう、

刺激を受け過ぎないようにと

いつも考えて

話してくれるようになりました。

彼は世の中のHSPさんについても

「日常のささいなことや

多くの人が気づかないよう

な小さなことを見つけて感動できるなんて

すばらしいねー、

まさにアーティストだ!」

と賞讃しています。

「HSPさんをいじめるヤツは許さない!」

とまで言っています。

(すごい変わりようですね)

わたしの毎日は

心地よいものに変わっていきました。

心地よく変わっていけた理由は、

ふたりでHSPについて勉強したこともありますが、

彼がHSPのことを

心から理解できたこととが

大きいのではないでしょうか。

彼は

「ぼくはあの言葉を聞いた瞬間に

HSPさんのことを

はじめて理解できた!」

と言うのです。

だんなさんが「HSPが分かった!」その言葉とは?

「車がたくさんいることが怖い」の一言でHSPを理解してくれた!

知り合いが運転する車に

夫婦で乗せてもらっていたときのこと。

車内で

「わたし、高速道路の合流が苦手なんです」

と話したところ、

運転している知り合いは

「合流なんて簡単だよ、

ミラー見て、ウィンカー出して、入るだけ。

ほらね、慣れれば簡単でしょ?」

とやって見せてくれました。

わたしは知り合いに説明しました。

「合流する技術の話ではないんです。

実際の手順はよくわかるし、

免許を取って長いので操作自体はかんたんなんです。

そうではなくて、

近くに車がたくさんいること自体が

怖いんです。」

ポイントはここです。

「近くに車がたくさんいること自体が怖い」

後ろの座席にいただんなさんはそれを聞いて

「えっ、HSPってそういうものなのかー!」

とはたと腑に落ちたそうです。

「近くに車がたくさんいること自体が怖い」

わたしは以前から当たり前に感じていたことなのですが、

だんなさんには衝撃の言葉だったそうです。

だんなさんにしてみれば

「同じくらいのスピードで、

同じ方向に走っているから、

みんな止まっているのと同じ。

絶対にぶつからないし、

高速でも何も怖いことはない」

という感覚だそうです。

よーく考えれば

「それはそうだよね」

とわたしも思います。

ですが、

シンプルにそう思えないのが

HSPさんならではの感覚と思考回路。

「後ろの車があおってきたらイヤだな」

「となり車線の車が操作ミスで、

こちらの車線にとびこんでこないかな?」

「前の車、蛇行運転してない?

居眠りしてない?」

「合流の際に

他の車がちゃんと入れてくれるかな?」

というネガティブな要素を

バックグラウンドで

次から次と

たくさん考えてしまうのです。

このバックグラウンドの動きが脳の中でせわしなく行われ、

悪いイメージがふくらみ、

恐怖につながってしまうので

「近くに車がたくさんいること自体が怖い」

という感覚になってしまうのです。

「近くに車がたくさんいること自体が

怖いんです。」

この言葉で、

彼はHSPさん特有の

「バックグラウンドの動き」を含めて

ハッとわかったそうです。

本を読んで勉強したり

2人で何度も話し合ってきた

HSPというものがどういうものなのか

それがまるでパズルのピースがパシパシとはまるように

いきなりわかったそうです。

わたしからすると

「え、そんなことでわかったの?」

と拍子抜けしてしまいましたが、

ようやく理解してもらえたことはとても嬉しいことです。

伝え続けた積み重ねの果てに、たまたま何かの言葉でいきなり分かる!

「近くに車がたくさんいること自体が

怖いんです。」

彼がこの言葉で理解できた理由は

この3つだと考えます。

1、「こういうときに、わたしはこう感じる」

と以前からその都度、伝えてきた。

2、びっくりしやすいことなど、

わたしの日々HSP的な様子をみてきた。

3、彼自身がHSPに興味を持ち、勉強を続けてきた

今思うと、

だんなさんはこういうことを地道に積み重ねてきたからこそ、

パズルのピースがパシッとはまったんだなと

理解できます。

「自分のこういったところはHSPが理由だったんだ」

とHSP当人のわたしですら、

いまだにふと気づくことがあります。

そして気づいたことは、

その都度にだんなさんに話しています。

「こういうときに、こんな風に反応しちゃうんだよね」

と話します。

彼は

「へえー、そうなんだねー」

と興味を持って聞いてくれ、

きちんと受け止めてくれます。

ほんと、ありがたいです。

そして今では

かなりHSPさんについて理解してくれているので

「HSPさんの奥さんがイヤだと思うことは

しないようにしよう」

と心がけてくれています。

(とはいえ「鈍感なクマさん」なので

うっかり失敗することはやっぱりよくありますが)

わたしは

「だんなさんに伝えよう」

「少しでも理解してもらおう」

と努力していますし、

彼は

「奥さんのことを理解しよう」

「HSPさんを尊重しよう」

と思ってくれています。

そもそも

HSPさんの繊細な感性をうらやましがっています!

あなたのパートナーが

もし、HSPさんのことをよく理解してくれないとしても、

あきらめないでください。

地道に伝えていけば、

いつか点と点がつながって線になるように、

パズルのピースがはまるように、

理解してもらえる日がくると思いますよ。

それがどんなきっかけなのか

どんな言葉なのか

どんな場面なのかは

わたしにもあなたにもお相手にも分かりません。

パートナーを大切に思うなら

そんな日が必ず来るんだと信じて

リラックスして

楽しんで伝えつづけてみてください。

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