HSP実家暮らしは結婚から遠ざかる

living at home with one's parents

実家暮らしの独身者の割合がものすごく増えています

実家暮らしの男性、女性ともに未婚率が増加しているそうです。

「賃金が上がらない」とか「結婚制度の破綻」
「女性の社会進出」などの社会的要因は、ここでは語りません。

ここではHSPさん(Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん)が、
実家暮らしだと「結婚が遠のきやすい理由」を
お話ししていこうと思います。

その前にちょっとここでデータのお話。

2015年時点で、
未婚者のうち20~50代の実家暮らしは
男女合わせて約1430万人。

これは未婚者全体の数の68%で、
人口全体のから見て17%だそうです。

1980年だと実家暮らしの未婚者は人口全体の4.9%。

(総務省統計研修所の西文彦著「親と同居の未婚者の最近の状況」というレポートからデータをお借りしました。)

実家暮らしで独身の方の割合がものすごく増えています。

この数字にHSPさんもかなり含まれているのではないかと思います。

では、話を戻しますね。

HSPさんが実家暮らしだと
なぜ、結婚が遠のきやすいのでしょうか。

それはHSPさんのある特徴が原因になります。

実家暮らしHSPさんの結婚が遠のきやすいある特徴

他人の気持ちにも敏感

HSPさんの主だった特徴を挙げていきます。

………………………………
・刺激や変化に敏感で多くの情報をキャッチ
・リスクや懸念事項を瞬間的に大量に考える
・思慮深く内観が得意
・相手のことを考えるゆえに責任感が強い
・脳を使いすぎて疲れやすいので休息が必要
・他人の気持ちにも敏感
………………………………

大まかに言うとこんな感じですね。

ここで注目したいのが、
「他人の気持ちにも敏感」
という点。

例えば職場で先輩が困っていたならば
「あ、先輩が大変そうだな」
と、HSPさんは誰よりも早く気づきます。

「以前わたしも困ったところかもしれない、
先輩にコツを教えてあげようかな。」

こんな風に原因まで先回りして考えることができます。

(同時に
「後輩なのにヘルプなんてしたら差し出がましいかな…」
ということまで色々考えます。)

誰かを助けたり手伝うのは
とっても素敵なことです。

「気が利くね」
と褒められたり
「よく気づいたね、ありがとう」
と感謝されることも多いでしょう。

褒められたり感謝されると嬉しいし、
自信になりますね。

私たちHSPは自己肯定感が低くなりがちなので、
自信をつけるのはとても大切です。

だけど、気をつけないといけないことがあります。

疲れているから本当は早く帰る予定だったのに、
つい手伝ってしまったりすること
ありませんか?

本当は嫌なのに、
断るのがツラくて
OKしてしまうことありませんか?

自分を後回しにして他人を優先してしまうことを、
HSPさんはやってしまいがちです。

もし自分を優先できたときにも、
HSPさんだと
後悔してしまいがちです。

頼まれたことにNOと言った後で、
相手が不満に思っていたらどうしようと
考え続けてしまうかもしれません。

「断ってしまったけど、気分を害してないかな?
もっといい断り方があったんじゃないかな?」

自分のために断れたとしても、
これでは悶々として
疲れてしまいますね。

断った後の悶々を避けるために、
考えずに「反射的にYES」と言ってしまって、
ストレスをためすぎてしまうHSPさんも
いらっしゃいます。

両親の気持ちにも敏感

ではこの特徴と、実家暮らしHSPさんの結婚は、どう関係してくるのでしょうか。

実家暮らしでは、自分の気持ちより「家族の気持ち」を優先しやすいことが関係しています。

特に「両親の気持ち」です。

あるHSP、30代女性の結婚が遠のいたお話

結婚したい。子供も欲しい

こんな方がいらっしゃいました。

HSPの30代女性で実家暮らし。

父親は会社員、
母親は専業主婦で少し体が弱い。

母が更年期障害で体調を崩すようになってからずっと、
彼女は家事をよく行っていました。

父親は休みの日は家のことをしていましたが、
彼女自身が
「家のことはわたしがしなくちゃ」
と学生時代からずっと思っていたそうです。

そんな彼女も20代後半になって結婚を考えるようになりました。

「結婚したい。子供も欲しい。」

彼女は笑顔がチャーミングで
仕事も家事もこなす、
そんなしっかりした女性に見えます。

男性とご縁がなかったわけではありません。

ある男性とは数回デートをしました。
特にいやでもなかったけれど、
なんとなく気持ちがついていかずに
自分から断ってしまったことがありました。

その男性は友達の紹介で知り合い、
会社員でふつうにやさしい男性だったと言います。

きっと結婚したら浮気もしなそうだし、
やさしいパパになるような、
そんな人だったかもしれないと
彼女は言っていました。

そんな男性と関係が深くなる前に、
自分からふってしまったのです。

またそれ以前の20代の頃、
一番長くつき合った男性は既婚者の男性でした。

相手から積極的に好意を寄せられるうちに、
しだいに好きになってしまったとのこと。

「既婚者だから」
と何度も別れようと思ったそうです。

結局3年付き合い、
「このままじゃ本当に結婚できなくなる」
と、意を決して別れたそうです。

(実際HSPの女性は
既婚者との恋愛にハマりやすい傾向にあります)

最初のやさしい男性とは、
「もしかしたら結婚できたかもしれない」
と今なら思えるそうです。

ではなぜ、
当時は別れを切り出してしまったのでしょうか?

わたしは実家を捨てて結婚してはいけない

「この人と結婚したら
きっと穏やかに暮らしていけそう。」

そんな風に思える人に出会えたら、
HSPさんには素晴らしいことです。

ですが、いざ、結婚となると
彼女の中に重たい気持ちがありました。

彼女はそれに薄々は気づいていたと言います。

それは何かと言うと

「わたしは
実家を捨てて結婚しては
いけないのではないか?」

という思いでした。

優しい彼と関係が深まりそうになると、
だんだんとラインの返信もしづらくなり、
会うのが怖くなってきたそうです。

「彼のことが好きではない」
という理由からではなく

「このまま結婚の流れに入ることが怖い」
という理由から
会うのがしんどくなったのではないか?

お話をしながら
だんだんとご自身で気づいていかれました。

「わたしは
実家を捨てて結婚しては
いけないのではないか?」

この思いから、
彼との関係を深めていくことに不安を感じました。

「面倒をずっとみて欲しい」

「結婚しないで実家にいて欲しい」

などとご両親から言われたわけではありません。

もしかしたら
ご両親の本心はそうだったかもしれません。

彼女は言われたわけではないのに、
HSPさんらしく
生まれつきのの敏感さで
感じ取っていたのでしょう。

また、
ご両親から感謝されたことで

「家のことはわたしがしなくちゃ」

と、ますます責任を感じるようになっていったのは
想像できますよね。

「結婚したい」
と頭では考えていても
心の奥底では
逆の考えが占めていたのですね。

これではまるで、
ご自身で【結婚しないスイッチ】を入れていたようなものです。

では実家暮らしの彼女が【結婚スイッチ】を入れるためにはどうすればいいのでしょうか?

結婚するイメージがあなたの心を軽くしますか?

彼女にはあるワークをしていただきました。

………………………………
・結婚するメリット
・結婚するデメリット
・結婚しないメリット
・結婚しないデメリット
………………………………

この4つを書き出していただきました。
一般論ではなくて、「あなたにとって」のことです。

では彼女の気持ちになって想像してみてください。

彼女にとっての結婚のメリットは
「愛し愛されるパートナーができる」
「実家から離れられる」
など、たくさんあるでしょう。

結婚のデメリットの1つは
「実家のことができない」
ということですね。

また、結婚しないメリットの1つは
「実家のことに集中できる」
「お母さんのそばにいれる」
などですね。

結婚しないデメリットは
「実家にしばられる」
「子供をもてない」
「パートナーシップを経験できない」
などでしょうか。

このように
心の奥に隠れている気持ちをていねいに書き出して
ビジュアル化していきます。

そうすることで
自分の心の奥を整理することができるのですね。

「自分にとってこの人生で何が大切か?」
ということをここで考えてもらいました。

このワークをして、
自分の本当の気持ちを知ることができた上で
もう一度お尋ねしています。

「結婚するイメージが
あなたの心を軽くしますか?」

「YES」ならば、
自分の本心を大切にするためのケア(内側のワーク)をしつつ、
結婚に向けての取り組み(外側のワーク)を
していきます。

このようにして【幸せな結婚スイッチ】を入れていきます。

その上で
もしも「わたしは結婚しない」と
前向きにとらえられたなら、
それもいいじゃないですか。

それで心が軽いなら
それがあなたにとって幸せなことです。

HSPの皆さんが幸せに暮らせるならば
結婚してもしなくても、
どちらでもいいと思っています。

(個人的には
パートナーシップの経験はすばらしいので、
機会があるなら経験してほしいとは思います)

彼女は現在お付き合いされている男性がいらっしゃいます。

活発なタイプで驚かされることも多いそうですが、
彼女の繊細な部分を理解しようとしてくれる方だそう。

今は結婚しようと焦らず、
彼とすごす時間を楽しむようにしているそうです。

両親にはご自身の気持ちを打ち明けました。

「ゆくゆくは結婚したい。
だけどお父さんとお母さんのことも心配で
どうしていいかわからない時がある。」

本心を打ち明けるのはとても勇気が必要で、
話しながら思わず泣いてしまったそうです。

「今まであなたについつい甘えすぎていた、
ごめんなさい。
お父さんとお母さんのことは気にしないで、
あなたの将来のことを一番に考えてほしい。」

そんなふうにご両親は言ってくれたそうです。

とは言ってもやはり現在も実家暮らしですから、
彼女は家のことはあいかわらずやっています。

しかし、以前と違うのは
「家のことはわたしがしなくちゃ」
と思わなくなったことです。

心が軽くなったとおっしゃっていました。

また、彼女は当時を振り返って印象的なことを言われました。

「もしかしたら
このままずっと実家の手伝いをしなくちゃいけない
という恐怖と重荷があった。

この重荷から逃げたいから
結婚したいと思ったのかも。

もしこのまま結婚できたとしても、
動機が『重荷から逃げたい』ということだったら
旦那さんといい関係をつくるのは
難しかったかも。」

ご両親との境界線を決めて【幸せな結婚スイッチ】を入れること

HSPさんは
周囲の人の気持ちを自然と読んだり、
過剰に責任を感じやすいです。

人との境界線が
あいまいになってしまいやすいのです。

ご両親との境界線は
家族だからこそ、
より一層あいまいになりやすいです。

「自分はここまでよ」
としっかり【気持ちの境界線】の印を引くことで、
家族のためではない、
自分にとっての【幸せな結婚スイッチ】が入りやすいのです。

さらに【気持ちの境界線】の他に、
【物理的な境界線】があります。

それが「実家を出ること」です。

経済的にもご両親に頼らないで暮らすと、
より境界線がハッキリします。

もちろん、一番大切なのは
【気持ちの境界線】を引くことです。

これが何より大事で、
しっかり境界線を引けているなら、
わざわざ実家を出る必要もありませんが、
形から入るのも一つの方法です。

境界線を思いっきり超えてくるご両親でなければ、
あなたの成長していく姿を感じとり、
寂しくも嬉しく思ってくれるはずです。

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