HSPさんは仕事場で体調不良になりやすい
はっきり言ってしまうと、
残念なことにHSPさん(Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん)は
仕事で体調不良になりやすいです。
職場や仕事帰りで
原因不明の体調不良に襲われたことはありませんか?
例えば
・じんましん、ニキビなどの発しん
・胃の痛みやけいれん
・過剰な汗かきや赤面
・極度の緊張
・吃音(きつおん~どもり)からくるパニック
などなど。
「会社が求めている人材」になろうとがんばったわたし
私自身もかつて大手エステサロンに勤務していた際に
発しんや胃の痛み、胃のけいれん
緊張からくるめまいなどの症状に悩まされることが
とても多かったです。
病院に行ってもお決まりの
「ストレス」で片づけられ
神経を鎮める薬などを処方されていました。
当時のわたしは「自分がHSP」なのを知らなかったので
ダメな自分を変えたいと思っていたんです。
「会社が求める人材像」や
「社会が認める人」に
自分を当てはめていこうとがんばっていました。
なぜ当てはめようと頑張っていたか?
昔のわたしは
「自分は社交的にふるまえないダメなヤツ」
という自己否定感と
「自分の殻を破って成功したい」
「ステキな人生にしたい」
という欲望や刺激を求める
相反する気持ちの中で
必死に社会人をやっていました。
「本来のわたし」
(HSPの性質を持ったわたし)
というものを見つめることなしに
「会社が求めている人材」
「社会が認める人」に
自分を寄せていってしまっていました。
4歳くらいから10歳くらいまで「怒り」の感情を貯めこんだわたし
なぜこういうことが起きたのかを振り返ると
学生時代の自己肯定感の低さにあります。
それよりもっと前は
4歳くらいから10歳くらいまでの
わたしの中に合った感情は「怒り」なんです。
4歳から10歳くらいって
誰でもかわいい時期ですよね?
あどけない笑顔とか、無垢な表情とか。
だいたいそういう写真が残ってるもんですよね。
だけど当時のわたし写真をみると、
びっくりするぐらい
怒った顔をしてるんですよね。
ムスッとしてまるで「ゴリラ」っぽい。(笑)
そのくらい怒っていたようです。
「怒り」の源泉は「悲しみ」です
実は、怒りの感情の中には必ず
「悲しみ」が隠れています。
「悲しみ」はあまりに辛いので、
和らげるために「怒り」の感情で
フタをするんです。
そうすることで一番つらい、
「悲しみ」を見ないですむようになります。
わたしのケースで言えば、
「悲しみ」の部分の一つは
「わたしは母に愛されていない」
という思い込みでした。
ほんとうに事実かどうかは
ここでは問題ではありません。
それが思い込みです。
例えばちょっとした出来事から
「弟の方がわたしより可愛がられている」
と思い込んだとします。
そうすると、母親の行動を
「弟の方がわたしより可愛がられている」
という考えに
自分で寄せていってしまうんですよね。
行き着いたところが
「私は愛されていない」
という思い込みなんです。
「私は愛されていない」
と思い込んでいたので
とっても悲しかったんです。
悲しくてそれを小さい時は受け止めきれず
怒りに変換していたんです。
ベースは「愛されていない」ですから
成長して学校に上がっても
「自分はあんなふうに笑えない」
「みんなとわたしは違う(悪い意味で)」
そんな風に感じていました。
成長するたびキラキラした同級生を見ては
自己肯定感はますます低くなっていったのです…。
職場でがんばりすぎて慢性の体調不良になりました
そして生来のHSP気質があり
学生時代はコミュニケーションをとるのが苦手でした。
何かを喋るにも頭の中で色々考えてしまって
結局何を話してよいかわからない。
緊張してフリーズし
「もっとこう言えばよかった!」
と後悔すること多数。
キラキラしたコミュニケーション上手の人を目の前にすると
ものすごく緊張しました。
そんな自分がほとほとイヤになり、
「自分を変えるんだ!」
と一念発起し大手エステ会社に就職。
「仕事ができる。
社交的。
冗談も言える。
美人。(に見える)」
こんな社会人になりたいと思ったんですよ。
だから仕事を頑張ってしまいました。
それですっかり体調不良になりました…。
HSS型のHSP はついやりすぎてしまうのです
HSP気質は次のような特徴があります。
・刺激過多になりやすい
・誰かの目や監視があるとパフォーマンスを発揮できない
・競争に弱い
・他人のイライラに自分の感情が影響される
・人より多く休息が必要
わたしは自分のこういった特徴を無視して
(HSPという概念を知らなかったという理由もありますが)
社会が認めるステキな人になりたいと願ってしまったんです。
「会社が求める人材像になろう!」
と思ってしまったんですね~。
そう決意したのは自己肯定感の低さと
自分の非社交的なところが嫌だったことと
HSPでもHSSの気質も持っていたから。
HSS(High-Sensation-Seekers)とは
「ひといちばい刺激を探求する人たち」
のことで、変化を好みます。
HSPの人の中にも刺激を探求する
HSS気質を持っている人がいるんです。
私もその一人。
刺激を受けやすく疲れやすいのに
新しいことにチャレンジしたり
旅行に行ったり
刺激を求めてしまうっていう…。
この気質ゆえに
「会社が求める人材像になろう!」
「自分を変えて違う世界に行こう!」
と思ってしまったんですね…。
HSS型のHSPだからこそなんですね。
もしかしたら
仕事に頑張っているあなたも
HSS型のHSPかもしれませんね。
HSS型のHSPはやりたいことはやってしまうんです。
仕事で活躍したいという欲求もあります。
実際にどんどん行動しますし
ガツガツ働きます。
ですけど実際は
カラダは刺激についていけないんですよね。
だって、基本はHSPですから。
刺激をとっても受けやすいので
チャレンジしているのは楽しいのだけど
その後すごく疲れます。
HSS型のHSPさんは
「仕事で成功しよう」
「仕事にやりがいを求める」
と思っている方が多いです。
HSPが職場で体調不良になるのはコルチゾールホルモン過多のせい?
職場では
脳を刺激する情報が五感から
(時には第六感からも)
バンバン入ってきます。
HSPさんは
この入ってきてしまう情報量がハンパないんです。
(今日は部長のきげんが悪いな…)
(デスクの周りが何かいつもと違う…)
(来客と電話が多くて落ちつかない…)
こんなふうに。
また、周囲の人とのコミュニケーションでも
色々考えてしまうので疲労しますよね。
(部長に書類をチェックしてもらいたいけど
今忙しそうだし
だけど早くチェックしてもらいたいし
どんな風に声をかけたらいいのかな?
あーでもない、こーでもない…)
こんな風に1日を過ごしていると、
すぐ刺激のハードディスクの容量が一杯になってしまいます。
そうすると
ストレスホルモンのコルチゾールがどんどん分泌して
ストレスの許容量はかんたんに越えてしまう。
こんなことが日常でずっと続いたら…。
原因不明の体調不良が起こっても当然ですよね?
HSPさんは優しすぎるのかも
「私はHSPですから、この仕事はできません」
「HSPなので1時間ごとに休憩します」
と職場に宣言できる人は
おそらくHSPではないと思います。
同じようなことをアーロン博士も著書の中でおっしゃっていました。
HSPは共感力があるので
「まわりの人の役に立ちたい」
「迷惑をかけたくない」
と思うことが多いです。
職場では役に立ちたいと思ってしまうのが
私たちHSPなのです。
それで自分のペースを無視してがんばってしまいます。
かといって、
カラダを壊してまでやってはダメですよ。
HSPはついつい自分のことはおろそかにしがち。
優しいんですよね。
ですが、
自分を守るのは自分しかいないんです。
HSPさんが職場で刺激過多から自分を守る方法は2つです
これには大きく分けて2つあります。
少しずつ自分が快適な職場環境に整える
今いるところを移らずに、
自分の周囲近いところだけを整えていくやり方です。
仕事で頻繁にかかわる人に
「迷惑かけたらごめんなさい、
少し休憩してもいいですか?」
「今優先しないといけない〇〇の仕事があるので、
明日でしたらその作業ができます。」
と自分のペースを崩し過ぎないように、
人のペースに巻き込まれないようにしていきます。
状況をていねいに少しずつ伝えていくことです。
HSPさんには敷居の高いコミュニケーションですが
1歩を踏み出す努力がどうしても必要です。
言葉に出してみれば
たいがいの人は受け入れてくれるはずです。
(これがHSPさんにとって
どんなにたいへんなことかはよく分かっています。
急がないで
でも自分が壊れる前に。
職場でも婚活でも結婚生活でも
HSPさん自身が動いてみることで
必ず良い方に開けていくことを
これからも実例を元にお伝えしていきますね)
「あの人はマイペースだね」と言われるかもしれませんが
そうなったらしめたもの、
マイペースがあなたにとって
大切なことなのです。
準備をして職場を変える
もう一つの方法は、
今いる環境をそっくり変えてしまうことです。
転職かもしれないし
異動願いを書くことかもしれません。
または退職かもしれません。
環境を変えるのはHSPにとってはものすごく
勇気がいりますし、
刺激も大きいです。
でも
準備次第で刺激を少なくすることはできます!
自分のトリセツを準備するのもいいです。
何があると安心するのかを研究します。
例えば
「電車に乗らなければかなり落ち着ける」
ということがわかっていれば
「通勤は60分圏内で
電車には乗らなくても行けるところ」
という職場を探してみる。
そして、働いている人の様子や社風をリサーチして、
自分の気質に合うかどうか感じてみる。
実際に働いてみないことには実情はわからない
ということはあなたも思われていることでしょう。
それでも
「通勤は60分圏内で
電車には乗らなくても行けるところ」
ということがあなたにとって大切なことであれば
なんとか刺激過多になることを防ぐことはできるでしょう。
まとめです
HSPは職場で体調不良になりやすいですが
あなたにとっての刺激過多を防ぐ方法を見つけることで
安心できる居場所や手段を手に入れることで
体調不良になることを防ぐことができます!
あなたの体はあなたが大切にしてあげましょうね。
だって体はあなたの大事な味方ですもの。
ぜひ知恵を使って守ってあげてくださいね。
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