夫婦ゲンカはHSPにはきつすぎる…
夫婦ゲンカ、誰でもできればしたくないですよね。
とはいえ、夫婦となって日々を過ごし関係を深めていけば、ケンカすることは必ずあります。
誰でも必ずあります。
たとえば週末の予定のこと、お金のこと、家事のやり方、子供の教育方針など。
ちょっとした相談から始まっても、ヒートアップしてケンカに発展してしまうこだってあります。
HSPさん(Highly Sensitive Person)にとってケンカはとくに刺激が強く、気持ちが高ぶりすぎてしまいつらいですよね。
誰かが怒っているのを見るだけでドキドキしてしまいますから、話している相手が怒ったり、自分も腹が立ったりすれば、刺激はすぐに限界に達してしまいます。
心拍数が上がって頭がぐるぐるです。
ケンカが終わったとしても、興奮とショック状態で気分がわるくなり、そのあと日常にスムーズに戻ることができなくなってしまいます。
HSPさんにとって、それくらいケンカは精神的にも肉体的にもきついものです。
小さなケンカは当然ですし、健康的です
ケンカはつらいから
「ちょっとしたことだから言わなくてもいいか」
「わたしがガマンすればいいか」
と自分の意見や気持ちを相手に伝えない方もたまにいらっしゃいます。
自分の気持ちにフタをしてまでケンカを避けようとしてしまいます。
でもそれは後で「より大きなケンカ」や「大きなすれ違い」をつくるのでやめた方がいいです。
言いたいことはちゃんと言いましょう。
怒りたいときはガマンしないで怒りましょう。
だから小さなケンカは時々あるのは当然ですし、健康的です。
「ケンカしないという人もいるけど?」
と思われるかもしれませんが、おそらくこういうことだと思います。
・相手にまったく関わる必要がない
(相手に興味関心がない、会話もない、顔を合わせることがない)
・小さなやり取りはあっても、激しいケンカにならないようにお互いに努力している
(激しいケンカをしていないので、本人達にケンカをしている意識がない)
この2つじゃないかと思いますよ。
わたしのまわりの仲良しカップル、仲良し夫婦を見ていても、みなさん努力しています。
夫婦それぞれの「ケンカの作法」をちゃんと持っています。
「ケンカの作法」を持っていると、自分や相手を傷つけることもなく、上手に意見交換して、相手を理解することや自分を理解してもらうことができます。
つまり、刺激を少なくし、ケンカの良い点を得ることができます。
HSPさんにとっては大きな助けになりますよね。
ここでHSPさんに有効な「ケンカの作法」を1つご紹介します。
HSPさんはケンカ中に休憩を取るとよいでしょう
話がヒートアップしてきたら、休憩をとることをオススメします。
「コーヒーでも飲みながらゆっくり二人で話しましょう」ということではありません。
話がヒートアップしていたら、そんな気持ちの余裕はHSPさんにはありません。
休憩を取るということは、少しケンカから離れる、ということです。
1時間でも、1日でも、ケンカから離れてください。
自分も相手も興奮してきてたら「興奮してきたから1時間後に話したい」と約束し、その場からパッと離れます。
相手は「いま、話している最中なのに話し合いを放棄するの?」と言うかもしれません。
しかし、ここで相手に流されてはいけません。
ちゃんと戻ってくることも伝えて離れましょう。
「放棄はしないよ。ちゃんとあなたと話したいよ。だけど、今は刺激が強すぎてきついから、気持ちが落ち着く1時間後にしてほしい」と頼みましょう。
HSPさんは落ち着くまでケンカを再開してはいけません
1時間休憩をとったけど、まだ興奮がおさまらない。
そうしたら、思いきって明日まで休憩をとりましょう。
場合によっては1週間後に話した方がいいこともあるかもしれません。
あなたは本来、冷静に状況を分析できる才能がありますが、興奮しすぎると誰でも「言わなくていいこと」まで相手にぶつけ、話をこじらせてしまう恐れがあります。
だから、落ち着いてからもう一度話した方がいいのです。
ケンカしても大丈夫という安心感を育てていきましょう
もしかしたら相手が休憩を認めてくれない場合があるかもしれません。
こんな場合は、まずHSPの性質を相手にしっかり理解してもらうことが必要です。
もし相手がずっと「理解する気がない」という態度であれば、残念ながらパートナーとしてやっていくのは難しいかもしれません。
あなたがHSPであろうとなかろうと、「あなたのことを理解しようとする気持ち」がなくては、安心できる関係はつくれないからです。
(もちろん、こちらも「相手のことを理解しようとする気持ち」が必要なのはいうまでもありません)
わたし達HSPさんは、「安心できる」というのがとても大切。
パートナーと安心できる関係を築くためにも、「おたがいを理解する」ことはとても大事ですよね。
わたしも旦那さんとちょっとしたケンカは今までたくさんありました。
だけどその度にお互いの理解を深め、どんどん仲良くなっています。
「ケンカしても大丈夫」とお互いに安心しています。
だから、ケンカをムリに避けないでください。
上手にケンカして、安心できるカップル関係、夫婦関係をつくっていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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