HSPと非HSPの恋愛や夫婦はうまくいく?

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パートナーにするなら同じHSPの人が良いのでしょうか?

わたし達HSPさん(Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん)は
繊細で感受性が強く
刺激に弱いという気質があります。

それがゆえに
「パートナーにするなら
同じHSPの人が良いのでしょうか?」

と質問を受けます。

やはり自分と同じくらい
繊細な人の方が良いのでしょうか?

それとも自分と違うタイプの人に
惹かれやすいものなのでしょうか?

あなたはどう思いますか?

相手がHSPのメリットとデメリット、非HSPのメリットとデメリット

なぜかというと相手が
HSPでも非HSPでもあなたにとって
メリット、デメリットがあるからです。

メリット、デメリットという言葉は
ちょっと唯物的で短絡的ですが
わかりやすさの点で使わせてください。

パートナーがHSPのメリット

・刺激に対しての理解がある
・一緒に過ごせることが多い
・考えていることをお互いに察知しやすい

自分が消極的になってしまうことに対して
「なんでできないの?」
と言われないのはとてもラクです。

ゆっくりと夜を過ごすことや
休息をたっぷりとることに理解があります。

「休息を優先したいから寝室は別がいい」
ということもお互い同意しやすいです。

刺激を受けやすいHSPにとって休息はとても重要です。

二人の休みの日に昼寝をしても気にしないでしょう。
(非HSPなら「寝てないで出かけようよ!」となりがちです)

お互いの趣味も「家で読書」や「家で映画鑑賞」
「近くの公園を散歩」「料理」など
家でできることも多く、一緒に過ごすことができます。

何より、
自分の敏感さを理解してもらえる安心感は大きいです。

パートナーがHSPのデメリット

・新しい世界が広がらない
・できること、できないことが似ているので頼れない
・同じHSPと思っていても刺激の許容量の違いにより
相手を負担に感じてしまいやすい
・二人が同時にネガティブに入ってしまうと関係が悪化しやすい

慣れ親しんだ世界から自分も相手もなかなか出ようとしません。
もしあなたがHSS型(High Sensation Seeking)の
HSPなら話は別ですが。

HSS型HSPは刺激探求を好むHSPのこと。

「新しいことにチャレンジしてみたい。」
「社会で活躍したい。」
「自分の殻を破りたい。」

こんな欲求を持っています。

ですが刺激に疲れてしまうことには変わりはないので
チャレンジしたり冒険した後に結局ひどく疲れます。

わたしもHSS型のHSPなので
「チャレンジしてはひどく疲れてたっぷり休息」の繰り返しです。

HSSの刺激探求の要素があれば世界は広がっていきますが
二人ともが「刺激は避けたい」と思っていれば
世界は広がりませんし
可能性の幅は狭まります。

また、HSPは誰かと交渉するのが苦手。
トラブルが起きた場合、交渉が必要な場面で
交渉が得意な人がそばにいない限り
「激しいストレスを避ける方がマシ」
と主張をあきらめてしまう恐れがあります。

また、同じHSPであったとしても
敏感さの程度は多少違います。
こちらのストレスによって
相手の敏感さを尊重できないことも。

「どうしてそんな事もできないの?」

あなたが言われたくないことを
口には出してしまい傷つける恐れがあります。
また心の奥で思っていただけだとしても
じわじわと態度に出てしまう恐れがあります。

また、HSPは社会的な環境や今までの環境によって
「どうして自分はダメなんだろう?」
と自己肯定感が低くなりがちです。

二人同時に落ち込んでしまうと
生活自体がスムーズに送れなくなる場合があります。

パートナーが非HSPのメリット

・自分が苦手なことを代わりにしてくれる
(交渉ごとや社交など)
・自分の繊細さで相手のフォローができる
・相手の楽観的な態度に気がラクになる
・自分の世界が広がる

トラブルが起きたときにこれほど頼りになることはありません。

電話をかけるにも
「なんて言ったらいいんだろう?」と
悶々としていたところ、

「代わりにやってあげるよ」と

さっと電話をかけ、
言いたいことをバシバシ主張する相手に
「頼りになる」と思うことでしょう。

非HSPの特徴として
「相手も自分と同じように感じている」と思いがち。

時々無神経なことをやらかします。

また、リスクをあまり考えないこともあり、
危険を事前に止めたり
問題を大きくする前に火を消してあげる事もできます。

また自分が「悪いこと言っちゃったかな?」と
気にして悶々としていても、相手はカラリ忘れているか
気づいていないことが多いのでそれに救われたりします。

自分の普段行かない世界に
連れて行ってくれることで「新しい経験ができる」
というのも最大のメリットです。

パートナーが非HSPのデメリット

・生活習慣が合わない
・敏感で繊細なことが理解されにくい

HSPはとにかく刺激に弱いので刺激は避けます。
刺激を受けたら休息が必要です。

「日曜は家でゆっくりしたい」と
あなたは思っていても

「日曜日は二人でショッピングしたい」と
相手は思っているかもしれません。

こういう基本的な生活習慣が
合わないことが多々あります。

また、敏感に反応してしまうことに対して
「気にし過ぎ!」「慣れれば大丈夫」
と安易に流されてしまうことがあります。

今まで私たちHSPはこれによって傷ついてきました。

また、
「自分自身がHSP」だと知らない
「潜在的HSP」は
今でも多数いらっしゃると思います。

「潜在的HSP」は自分がHSPと知らないが故に

「どうしてこんなに緊張しちゃうんだろう?」
「なんでこんな事も人並みにできないんだろう?」

と思いつめ過ぎて「自分はダメなんだ」と
自己否定感が増していく場合があります。

そうなると
「自分の敏感さや繊細さをパートナーに理解してもらう」
という取り組みが思いつきません。

むしろ、自分の敏感さや繊細さを
隠そうとしてしまいます。

ありのままの自分を相手に見せないことには
信頼関係を築くのは難しいですよね。

一緒に過ごす時間がものすごく苦痛になってきます。

一歩引いたあなたのことを
「彼女(彼)は自分のこと好きじゃないのかな」
と思うかもしれません。

すれ違いのリスクがあります。

HSPでも非HSPでもどちらでも、熱意と思いやりがあればいい関係は築けます

さあ、ここまで
相手がHSPか非HSPによって
メリット・デメリットについてお話ししてきました。

デメリットのことを考えると慎重なHSPさんなら
「恋愛したい」
「結婚したい」
ということに躊躇してしまうかもしれません。

それでも私はもう一度次のことを言いたいです。

「HSPでもそうでなくても、

どちらでもいい関係は築ける」

わたしの旦那さんは非HSPです。

それも、かなり鈍感なところがあります。
(いい意味でも悪い意味でも、笑)

何かを相談したときに答え方があまりに
「バッサリ切り捨てる」言い方で傷ついたこと多数。

わたし以外の誰かと話していても言い方がキツく
聞いているこちらがハラハラしてしまうことがあります。

また平気で怒りのエネルギーをぶつけてきたりします。
(このくらい怒らないとわたしに
わかってもらえないと思っていたそう)

そんな時は旦那さんにしっかりと
私の感じたことを伝えるようにしています。

「そんな言い方されると
嫌な気分になるからしないでほしい。」

「そういう時はこう言ってほしい」と
やんわり伝えるようにしています。

幸いにも旦那さんは
話をきちんと聞いてくれる人でしたので
わたしのストレスは徐々に減ってきています。

旦那さんは非HSPですが
わたしは幸せに過ごしています。

信頼して幸せと思えるパートナーシップを築くには
相手がHSPであっても非HSPであっても
他にもっと大切なことがあります。

相手がHSPであっても非HSPであってもいい関係を築くには?

二人の関係について

お互いに話し合っていくことが

何より大切です。

例えば、
「相手と一緒に過ごすために大切にしていること」や
結婚であれば「結婚生活で大切にしたいこと」などを
お互いに話し合うことです。

そして共通するミッションを作ることです。

わたし達夫婦を例に挙げると

「二人で仲良く楽しく過ごすこと」を

ミッションにして
お互いに大切にしています。

片方が思っているだけではダメです!

お互いの共通認識があるからこそ、その目的に向かっていけるし
性格や気質の違いがあっても受け入れることができるのです。

話し合う熱意と相手に対する思いやりがあれば大丈夫。

以前は旦那さんのあまりの鈍感ぶりで
わたしは悲しんだり傷ついたりしていました。

旦那さんを怒らせないように
言いたいことも言えない時期がありました。

しかし今では「鈍感なクマさん」と
ギャグにしてからかっています。

(わたしはからかわれるのは嫌いですが
旦那さんはツッコミされると嬉しがります)

旦那さんは相変わらず非HSPですが
「二人で仲良く楽しく過ごすこと」を
共通のミッションにしているので信頼し合えます。

共通のミッションを作っていける努力ができるなら
パートナーがHSPでも、そうでなくても
いい関係は築けるのではないでしょうか。

大切なことは

関係を築く熱意と思いやりです。

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