お誘いを断れないし、関わると疲れてしまうHSPさんに伝えたいこと

Party Invitation

誘われると困ってしまう

「このあと飲みに行かない?」

HSPさん(Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん)のあなたなら
まず思うのは
「どうしよう!?」かもしれませんね。

誘われると困ってしまうんです。

非HSPの方なら「行く行く!」と即答するか
「ごめんね、今日は用事があるの」と
サクッとお断りするかでしょう。

HSPのわたしたちは他の用事がなくても
急に誘われると困ることが多いです。

困る理由は主に4つです

1、 「出かけたら楽しいかもしれない」と考えるけど、出かける準備ができていない
(心の準備と物理的な準備が整っていない)

2、 帰宅後の穏やかに自分の時間を過ごすルーティーンが狂うことの恐れ

3、 出かけたら途中で疲労してしまうことの不安

4、 疲れるから出かけたくないけど、断るのが本当に苦手
(なんて断ったら当たり障りなく、今後の人間関係も崩さないだろうかなどを考え過ぎて疲れてしまう)

この4つを瞬時に考えてしまうので、誘われた瞬間思わず「困った!」と思ってしまうのです。

わたしには今でもよくありますがあなたはいかがでしょうか?
それぞれ説明していきますね。

出かける準備ができていない

出かける前には心と体の準備が必要なHSP、繊細さん。

心の準備とは「明日は〇〇さんと△△へ行く」
と自分に言い聞かせること。

HSPは誰かと出かけるってけっこうエネルギーを使います。

だから出かける前に気持ちを落ち着けておきたいのです。

また、物理的な準備とは
天気やロケーションを調べて最適な服装を選択すること。

電車の最適な乗り換えや地図での位置などもしっかり調べ
事前情報をインプットしておくと安心です。

カフェやレストランに行くならそのお店のおススメも調べておきます。

HSPはそういうことを事前に準備しておきたい方が多いです。

安心するために色々調べたくなります。

この準備することなしに、パッと出かけるのは
よっぽ慣れ親しんだ人と出かけるか常連のお店でないと
事前情報が少ないので刺激が大きいです。

帰宅後のルーティーンが狂うことが怖い

HSPのあなたなら帰宅後に1日のストレスや刺激を癒すための
マイ・ルーティンがおそらくおありでしょう。

例えばハーブティーを煎れて飲んだり。

ラベンダーやヒノキのアロマオイルを焚いたり。

白い液体の入浴剤を入れて湯船に浸かったり。

自分へのご褒美でバニラアイスを食べたり。

(わたしの場合は疲れすぎた時はジブリのアニメを観てました)

疲れをいやすためのルーティーンは非HSPの方もされていますが
HSPや繊細さんは特にこの時間が必要です。

言うなれば自分ひとりの時間です。

同居されている家族がいれば多少の人慣れはありますが
ひとり暮らしをずっと続けられているような方だと
誰にも邪魔されない「THE ひとり時間」が本当に必要です。

その時間があることで1日の高ぶった神経を
鎮めることができます。

そしてたっぷりの睡眠も必要です。

脳への刺激を非常に多く受けやすいので
たっぷりの睡眠によって脳を休ませる必要があります。

自分を癒す時間が取れなくなることを
わたしたちHSPはいつも恐れています。

出かけたら途中で疲労してしまうことが不安

「今日は出かけてみよう」
と勇気を出して出かけてみたとします。

最初の60分くらいはおしゃべりが楽しいかもしれません。

だけどアルコールが苦手。
(HSPは刺激物に弱い方が多い)

話すこともとくにない。
(1対1の会話は好きだけど大勢は苦手)

となると、
だんだんその場にいることが辛くなってきます。

「他のみんなは楽しそうに飲んでおしゃべりしている…。」
「わたしはもう疲れたなあ…。」
「でも先に帰るって言い出しにくい…。」

モンモンとしてますます疲労してきます。

そんな経験を何度もしているので
「誘われて出かける=疲労する」

という図式になってしまいやすいのです。
少しの時間なら楽しかったはずなのに。

疲れるから出かけたくないけど、断るのが本当に苦手

「今日はなんだか疲れたから
ゆっくりお風呂に入って
『魔女の宅急便』でも観ようっと(一人で)」

とひそかに計画していたら
いつも親切にしてくれる同期に
「飲みに行こう」と誘われたら。

「誰かと用事あるわけでもないし…。」

「だけど気分は行きたくない…。」

「でも断ったら気を悪くするかな…。」

「なんて言ったら気を悪くされないかな…。」

とモンモンと考え
断ることをイメージするだけで疲労してしまいます。

「断ることを考えるくらいなら
最初から誘われない方がいい」なんて
極端になってしまいやすいのです。
(本当は人との信頼関係を築きたいと思っていても)

お誘いを断るにしても、受けて出かけるにしても
HSPにとってはとても刺激の多い出来事です。

自分の心の奥底の声に従いましょうよ

よーく、考えてみてください。

HSPはまわりの人間関係をできるだけ少なく
シンプルにしたいと思っています。

友人の数は少ないけれど
深い会話や内面の話をしたいと望んでいるならば。

「自分にはムリなんだ」と諦めず
人と関わることを続けていってほしいです。

人と関わること、例えば夫婦のようなパートナーシップでは
代えがたい貴重な経験ができます。

だから諦めないでほしいのです。

【外的ワーク】というトレーニング

社交技術はトレーニングで身につくスキルです。

訓練することで緊張せずに人と関わることができます。
その経験を積むことで自信につながっていきます。

【内的ワーク】というトレーニング

これは自分の内側を掘り下げていく取り組みです。

「本当に望んでいること」
「なぜこれを恐れているのか」

ということを発見することが目的の一つです。

発見するとどんな良いことがあるかと言うと
反射的に不安になることが減り
リラックスして人間関係を築いていけるようになるからです。

この2つをわたしは重視しています。

【外的ワーク】は日々あなたも職場で、プライベートで
経験を積まれてきていることでしょう。

その中でも
「困ったな…」ということがありましたら
ぜひメッセージをください。

このブログ内でいっしょに考えましょう。

【内的ワーク】は感じたこと、思ったことを
「なぜ?」と自分に質問していきます。

そうすると自分の中にある「黒い部分」や
ピュアで傷つきやすい「子供の部分」を
目の当たりにするかもしれません。

「うわあ、こんな自分あったんだ」
「人には言えない黒い部分だ」

とちょっとしたショックを受けるかもしれません。

でも、それが普通。
誰でもそんな一面があって
いくつもの顔であなたは成り立っています。

大切なのは

「こんなふうに考えてたんだね」

「わかったよ、教えてくれてありがとう」

と、出てきた気持ちや感情を
そっくり受け入れてあげることです。

そうすることで誰かと深いお付き合いをして
よりいっそう信頼関係を築くことができますから。

【内的ワーク】は自分を信頼するためのワークでもあります。
自分を信頼できれば相手も信頼することができます。

「お誘いを断るのも受けるのもツライ」
に話を戻しますね。

一番大切にするのは「あなたがどう感じているか」です

カラダが疲れていて休みたいなら
「今日は疲れちゃって、家で休もうと思ってるの。
また今度誘ってね。ありがとう。」
と正直に伝えましょう。

1時間くらいならみんなと楽しみたい、
と考えるなら、これも正直に伝えましょう。

「久しぶりにみんなと話したいから行くよ。
だけどアルコールに弱いから私だけ
1時間くらいで先に上がるけどいいかな?」

で、時間になったら

「ありがとう、また明日ね」

と言って先に帰りましょう。
まわりの人も慣れてくるでしょう。

その上であなたの態度に不満がある人たちは
心地よく付き合える関係にはなりませんので
距離を置く方がいいでしょう。

ついつい周りの人の気持ちを汲んでしまいやすいですが
一番大切にするのは「あなたがどう感じているか」です。

だって、あなたのことを守れるのは
あなたしかいませんから。

そして。

「今日は思い切って殻をやぶる!」

と決めたなら、一度断っても
「やっぱり行きたい!」と伝えましょう。

たまには疲れてもいいじゃないですか。

「疲れたとしても、それも経験!」
と腹をくくってしまいましょう。

選択権はあなたにあります。

どれを選んでも実際に

それほど困ったことにはなりません。

「今、あなたがどうしたいか」
ということを最優先に
してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

HSPさんを応援しています。

HSPさんがナチュラルな自分で暮らせる社会を目指しています

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