『トップガン マーヴェリック』の感動シーンと行動できないHSPさん

Just do

HSPさん(Highly Sensitive Person 繊細さん 敏感さん)は行動するのが苦手な方が多いです。

なぜなら動く前にあれこれと考えすぎてしまうから。
行動できなかったために後悔した経験、皆さんにもあるのではないでしょうか?
今回は行動が苦手なHSPさんにヒントになるお話をさせてください。
(「トップガン マーヴェリック」のネタバレがありますので、まだご覧になっていない方はご注意ください)

Don’t think!Just do!

ここで『トップガン マーヴェリック』から素晴らしいセリフを1つご紹介します。
(映画の場面はわたしの記憶で書いていますことをご了承ください)

「Don’t think!Just do!」
「考えるな!動け!」
映画では「考えるな!直感を信じろ!」と吹き替えられていました。

特別なミッションのため、海軍の精鋭パイロットがトップガンに集められ、訓練を受けている場面。

教官はマーヴェリック。集められた精鋭パイロットのなかには、かつてのパートナー、グースの息子であるルースターもいました。

マーヴェリックはルースターに 「Don’t think! Just do!」 と注意するのです。

また、ルースターのライバルで、自信満々のハングマンが、
ルースターに嫌味を言うシーンがあります。

「ルースターは何もしないまま燃料切れになる」

このセリフから、ルースターは慎重すぎる性格だということがわかります。
この慎重すぎる点が今回のミッションでは危険だということを
「Don’t think!Just do!」
という言葉でマーヴェリックは伝えます。

この言葉は、行動するのが苦手なわたし達HSPさんには、グッと胸に響きます。

HSPさんが行動できなくなる理由

HSPさんは考えることが得意です。
想像力も豊かで、アイデアをたくさん思いつく才能があります。

だけど、「これいいかも!」と思いついても、
実際に動く前に情報収集をしたり、
リスクをたくさん考えたりします。
ネットで情報を集めたくなります。
ネットで調べた結果、出てくるのはネガティブな情報ばかり。
たとえポジティブな情報が出てきても、
ネガティブな情報に注目してしまうのも、
リスク管理が得意なHSPさんの特徴です。

けっきょく、心配と不安な気持ちの方が大きくなり、
行動しないで終わったアイデアも多いのではないでしょうか?

また、何か行動する際にはエネルギーが必要です。
足を運んだり、体を動かしたり、誰かと会ったり。
HSPさんはエネルギーを消耗しやすく疲れやすいので、
「出かけるのがめんどう」に感じてしまうことも。

けっきょく考えすぎてしまって、行動できなくなるパターンが多いです。

行動に移した人だけが、最終的に幸せをつかむ

先日、ゲッターズ飯田さんという占い師の方の記事を読みました。
記事の中で、
「行動に移した人だけが、最終的に幸せをつかむ」
とおっしゃっていました。
占いをしてもらい良い結果が出て喜んではみても、
「では、動いてみよう」
と行動する人は少ないそうです。
最終的に幸せをつかんでいる人は、
実際に動いた人だけだそうです。
20年以上占ってきた実績からの、
ゲッターズ飯田さんの言葉は重いです。

とはいえ、「行動しなさい」というセリフは、
わたし達HSPさんは、もう何度も聞いてきました。
頭でもわかっているのですよね…。
それでも、なぜできないのでしょうか?

わたし自身もかつて行動できなかったことがたくさんありました。
先ほどお話ししたように、考えすぎてしまうことが主な原因でした。
だけど理由は、それだけではありませんでした。

劣等感がシンプルな行動のじゃまをする

わたしが子供の頃、
好きなことは絵を描くこと。
漫画を読むこと。
映画を観ること。
夏休みともなれば1日中、そればかりしていました。

「そんなに好きだったら、
学校を出たらそれに関わる仕事をすればよかったんじゃないの?
少なくともそういう関係の会社の入社試験を受けるくらい
すればよかったんじゃないの?」
そんな風にだんなさんに言われて、
初めて気づいたことがあります。

「漫画家になりたい」
「通訳で映画に関わりたい」
と夢がありました。
ですが、すぐにその夢は学生時代のうちに消えてしまっていたことを思い出したのです。

わたしの学生時代は劣等感のかたまりでした。
心の奥に「夢や希望という宝石」があったとしても、
宝石の周りは「劣等感」というたくさんの包み紙で覆われていました。

周囲の人の何気ないひとことをヘンに解釈し、
勝手に傷つき、自分の殻に閉じこもり、
包み紙はますます厚くなっていました。
いつのまにか、中にどんなものが入っているのかさえ、
わからなくなってきました。

ふと、「いいな」と思うことがあっても、
それを始める前に、「わたしにはムリ」とあきらめてしまっていました。
このように劣等感のかたまりでした。

やりたいことをシンプルにやってしまえばいいのに。

このときのわたしのような状態は
HSPさんの多くにあるそうです。
HSPさんの繊細さや敏感さと、劣等感とは
本来は別のことです。

HSPさんは生まれた時から繊細で敏感ですが、
劣等感は生まれつきではありません。

だけど、小さい時の家庭環境や周囲の状況により劣等感が生まれてきます。
HSPさんは繊細な分、
とくに劣等感が生まれやすくなるそうです。

わたしが学校を出て映画やマンガの世界を忘れて
コミュニケーション力を上げたいというだけで
エステの会社に入ったのは
劣等感が理由だったと気づきました。

外国語学科でスペイン語を専攻していたのですから
どこかの映画雑誌編集社にでももぐりこめたかもしれません。
「もったいなかったな〜」と、
今はとても後悔しています。

ですがこのことが
「HSPさんのサポートで役に立ちたい!立てるだけの経験を重ねてこれた」
という自信と原動力になり、
今の行動につながっています。

そう、行動には原動力が必要なのです。

直感を信じて行動する

ここで『トップガン マーヴェリック』に話を戻しますね。
物語の後半でマーヴェリックとルースターたちはミッションを開始します。
生きて帰れるかどうかわからないほど危険なミッションです。
制限時間(2分30秒)が重要であるにもかかわらず、
ルースターは慎重すぎてスピードを出すことができず、
予定の時間より遅れてしまいます。
このままではハイスペックな敵の戦闘機に追いつかれ、
撃墜されてしまう…。
その場面でもマーヴェリックはルースターに
「Don’t think!Just do!」と無線で
指示します。

この言葉を聞いた次の瞬間、
ルースターはフルスロットルにしてスピードを上げます。
それまでとは別人のような大胆な飛行に切り替わります。

セリフにはありませんでしたが
「自分の殻を破りたい」
という気持ちが原動力になっていたのかなと思います。

また、別の場面。
目的の場所に爆弾投下は成功しましたが、
空母に戻る際にも攻撃の危険が迫ります。
敵の攻撃の雨の中、ルースターを守るために
マーヴェリック機はルースター機の盾になって銃弾を受けることで
自分が撃墜されてしまいます。

ショックを受けるルースター。
あまりの危険地帯のため、空母司令官からは「戻れ」との指示。
マーヴェリックの救出はあきらめろ、ということ。
さあどうするルースター…。

次の場面、マーヴェリックは雪の上で目を覚まします。
撃墜された後、機体からの脱出に成功し
パラシュートごと雪の上に横たわっていたのでした。
すると次の瞬間、敵のヘリコプターがマーヴェリックに迫ってきます。
搭載の機銃で撃たれる!
「危ない!マーヴェリック!」と思った瞬間、
ルースターが戦闘機で敵のヘリを撃墜します。

その直後にルースターも撃墜されてしまうのですが、
脱出して無事に再会を果たす2人。

「何を考えてるんだ!」と怒るマーヴェリック。
「考えるなと言っただろう!」と言い返すルースター。
ルースターは「マーヴェリックを助ける!」という思いが原動力になっていました。

「考えすぎないで直感を信じて行動する」ことで感動させるいいシーンでした。

原動力を思い出してください

このように映画ですら感動してしまうのですから、
自分のリアルな生活で直感を信じて行動できたら、
どれだけ深い感動と喜びがあるのでしょう。

「わたしはやれるんだ」
「行動しても大丈夫なんだ」
という自信と安心感につながりますよね。

行動しようとする際に、
つい考えすぎや、劣等感からくる声に、
流されそうになることがあるかもしれません。

だけど、あなたの原動力になることを思い出してください。
おそらく、あなたの奥に隠れている宝石と直感が原動力になるのではないでしょうか?

「Don’t think!Just do!」

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