HSPの男性から学びたいある特徴〜上手に社会と折り合う力

A man who rises above the world

以前大手のエステ会社に勤務していた際は多くの男性のカウンセリングや施術を担当してきました。

当時を振り返ると「あの人はHSPさんだろう」という方をたくさん思い出せます。

(当時はHSPさんという概念を知らなかったため、「繊細な人だな」という認識でした)

そしてHSPさんのことを研究するにつれ、男性のHSPさんに多い「ある特徴」に気づきました。

男性の中にはHSPさんらしくない人がいる

女性のHSPさんは「HSPらしい」と感じる雰囲気が出ていることが多いのですが(もちろん、程度やタイプは様々です)、男性の場合はちょっと違います。

男性HSPさんの中には、まるで「HSPさんらしくない人」、つまり

「HSP気質を周囲の人に見せないことが上手な人」が多くいらっしゃいます。

「え?そんなことできるの?」と驚かれるかもしれません。

エステティシャン時代に多くの男性のお客さまを観察してきた結果、エステのお客様でHSPさんだと思われる男性は1/3くらいいらっしゃいました。

そしてさらに、HSPさんだと思われる男性の1/3くらいが経営者や企業幹部という立場のエグゼクティブの方々でした。

(エステサロンという特殊な環境だからかもしれませんが)

そのような方たちは、ちょっと見ただけではHSPさんらしくありません。

会話上手ですし、堂々として見えます。

ですが、ひとたび、仕事場ではなく「エステ」というリラックスできるプライベートな空間に入ったなら…。

施術に対する細やかなこだわり、快適さへのこだわり、神経質さ、繊細さ、エステティシャンへの気づかいなど、HSPさんらしい点がいくつも見られました。

施術を終え、スーツに着替え、ネクタイを締め、エステサロンから出て行かれる際には、もうすでに表向きの自信に満ちた顔に変わっています。

そういった方達は、HSP気質と上手に付き合い、納得して社会と折り合いをつけているように感じます。

「HSPさんらしくない男性」ができるまで

良い悪いは別として、現在もまだまだ世の中はやはり男性優位の社会。

わたしがエステ会社に勤務していた10〜20年前ならなおさらのこと。

「男性ならしっかり稼ぐべき」

「男性なら強くなるものだ」

「男性なら家族を支えるものだ」

というような社会の「男性に対する理想イメージ」の圧力がありました。

そのような社会の圧力と自分の気質との間に板ばさみになり、苦しむ方もいらっしゃいます。

納得してうまく折り合いをつけた方は、上手にHSP気質を隠し、別の顔を作っているように感じます。

たとえば「社長として求められている顔」を納得して演じている、というふうに。

そういう人たちはどのようにして、演じることができるようになったのでしょうか?

そういった人たちの経歴や会話から分析してみると、経験と訓練により、「社会に求められる顔を作っていいけた」のではないかと思います。

もちろん、幼少期は繊細な顔がたくさん出ていたとは思うのですが、ご自身の意思により、違う顔を育てていったように思えます。

その流れはこのようなイメージです。

「自分はこういう道に進む」と決める。(例えば経営者になる、〇〇会社に入るなど)

その道にあった学校を選ぶ。(就職に有利な大学や進学校)

学生時代は体育会系の部活に入り、上下関係を学ぶ。

サークルなどで女性とも活発に交流する。

仕事では知識、経験をひたすら積む。

経営者でしたら交渉や人間関係が重要ですから、このような経験を積み重ねることが必要だったのでしょう。

まるで「HSPさんには見えないように振る舞える」訓練とでも言えますね。

このように訓練を積んできた結果、社会とHSP気質との折り合いをつけるのが上手になる方もいらっしゃいます。

わたし達HSPさんは社会と折り合いをつけていかなくてはいけない部分が必ずあります。

暮らして行くためには、繊細だからといって引きこもってばかりはいられないからです。

では、「上手に社会と折り合う力」をつけていくにはどうしていけばいいのでしょうか?

社会と上手に折り合うためには心からの喜びになることを見つける

先ほどお話しした「上手に折り合いをつけている人」の話をもう一度ここで思い出してください。

「自分はこういう道に進む」と、まず決めることです。

仕事だけでなく、どんな生活を送りたいか、なども含みます。

それを決めるためには、自分にとってのメリット・デメリットを落ち着いて考える必要があります。

デメリットを考える時に忘れがちなのが、「それは本当にデメリットなのか?」としっかり検証することです。

世間の声や、なんとなく思っただけではいけません。

「あなたにとって、本当にデメリットか?」を考えてみましょう。

深く検証してみると、実は自分にとって、それほどデメリットではないことがわかることがあります。

「それは本当にリスクなのか?今、行動しないことの方がリスクではないか?」

と自分に深くつっこんでいきましょう。

深くつっこんでいくことで、自分の納得できる地点に着地できます。

また、メリットとして一番忘れてはいけないのは、「それを行うと心からの喜びになるか?」ということです。

心からの喜びはHSPさんにとって行動する原動力になります。

行動することで最終的には幸せや安心感を手に入れることができます。

ですから多少のデメリットがあったとしても、「心からの喜び」に従って行動することをおすすめしたいです。

結果として、社会と上手に折り合いをつけて行くことができるようになっています。

ちなみにわたしも「人と上手にコミュニケーションをとれる人になりたい」と思い、エステ会社に就職し、たくさんの人と会話する訓練を積みました。

「コミュニケーション上手になる」ことが当時のわたしにとっての喜びだったので、ブラックな職場でしたが目的を達成することができました。

その結果、「話すのが苦手な人には見えない」と言われたこともあります。

(本来のわたしはいまだに話すのが苦手ですが)

訓練を積んだことで、HSPさんとは違う面を育て、納得して社会と上手に折り合いをつけることができています。

以前ほど「生きづらい」と感じることはなくなりました。

もし「社会とうまく折り合えない」と感じるならば、「喜びとなる」ことと、納得する地点を見つけだし、ぜひ訓練にチャレンジしてほしいなと思います。

わたしもまだまだ訓練中ですから、一緒にがんばりましょう。

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