滝行で頭がとれたのりりんの体験談

経営コンサルタントをしていましたが
ふと思いついて東京で起業しました。

「正義のハッカーが悪のクラッカーと戦う」というベンチャーです。

何億円か投資を集めましたが
自分の性格なのか社員が離反して
倒産と自己破産をしました。

することもなくなったし
ビジネスから遠く離れたくて
地元の札幌で気功とヨガの教室に通っていました。
わたし以外、全員女性です。

夏の盛りのある日、先生が、
「今日は天気がいいので遠出をしましょう」と
車を連ねて、札幌近郊の山奥に足を伸ばすことになりました。

そこには白い上下のおじいさんが窓に座っていました。
高さ3メートルほどのゆるい滝があって
そこで滝行をしようというのでした。

北海道でも夏のことですから
気持ちのいい水浴びでした。

「へえー、こんな世界があるんだなあ」
とみんなで楽しんで帰ろうとすると
そのおじいさんが私に言うのです。
「お前を待っていた」

わけのわからないままに、
私だけそこに足止めされて
なぜかその道場に住みつきました。

破産したてで何もすることがありませんでしたから
居場所ができてよかったかな、
くらいの気持ちでした。

そこは滝行で心身を浄化して、
験力(げんりき)を培う修験道(しゅげんどう)の道場でした。
滝行修行をして、人の体を治したり、
運命好転をする霊力を手に入れる
修行の場所でした。

入らせられる滝は、どんどん、奥地の、
絶対ヒグマがいるだろうという場所の、
水量の大きなものになっていきました。

国立公園の中の滝だと、
「危険、立ち入り禁止」と看板が出ていますが
修行者はそんな看板はハナから無視します。
どんな滝でもいったん入ってしまえば、
係員が駆けつけてきても、
誰も滝に入ってきて止めることはできません。

宗教だと思うのか、気が狂っているとでも思うのでしょうか。
係員の人は
滝から出た後も、こちらを遠巻きに眺めるだけで
近寄ってきません。

観光客が遠巻きにやたらこちらを写真に撮っていました。
紅葉と、白装束の写真はさぞ映えるのでしょう

夏は楽しかったのですが、
北海道ですから、9月10月ともなると、
水はかなり冷たくなっていきました。
いちばん厳しかったのは11月で、
体が寒さにまだ慣れていないので
凍え死ぬかと死を覚悟したこともありました。

1月2月は、滝は凍っていますが、氷の裏側には水が流れています。
つるはしで氷を割って入りました。
1月2月の気温はマイナス10℃越えだったけれど
それほどきつくありませんでした。

滝に入る前に焚火を用意して
滝から上がるとすぐに火にあたれるように準備をしておきました。
滝行そのものより、上がってからのほうが
急激に凍えるのです。
焚火の用意がないと絶対に死にます。

道場には、どこで聞きつけたのか
毎週、けっこうな数の方が
相談に来られます。
いつの間にか私も、相談者の体の痛みを取ったり
病気を治してあげられるようになっていました。

今は滝行を続けていないので、そんな力は消えてしまいましたが
人って、誰でもほんとにスーパーマンなんだなあと知ったのは
このときの体験からです。

滝には龍神様がいらっしゃるので
白装束はもちろんのこと
滝に入る前に唱えるマントラや作法なども
指導者からしっかり教えてもらってから入ってください。

滝行自体は、人が思うほど苦しいものではありません。
体はよくできていて、限界を超える冷たい刺激を受けると
体の中が燃えるように熱くなってくるの
その気持ちの良さったらありません。

それよりも水量の大きい滝ですと
つるっとすべって流されてしまいそうですし
いつ、滝の上から流木や石が落ちけてくるかわかりません。

台風直後にある滝に入ったら、
大きな石が二つ、私の体すれすれに落ちてきました。

修行ですから、命をかけるのは当たりまえ、
これで死んだら、龍神様がおまえはもう要らないと仰せなんだと
割り切る覚悟ができていました。

で、そんな滝行三昧の日々の中で
厳冬期の数回、まったく別の次元に行けたことがありました。
うまく言えないのですが
「ほんとうに全部つながっているんだ」という実感がありました。

わたしが、ようやく、「頭」がとれた瞬間です。
この実感が、以降のわたしの人生の基盤になっています。

滝行を人さまにオススメはしません。
ちょっと滝をあびるのでなく
ほぼ毎日1年間、命がけで臨まないと
滝行の真髄に出会えないと思うからです。

あのときは、破産してからやることがなかったし、
別に命がここで終わっても誰も悲しまないという心境だからできたことでした。

そもそも滝行のような荒行などしなくても
瞑想を続けて同じ次元を見ている方が
世の中にたくさんいらっしゃると思います。

今はHSPナチュラルガイドで
浄化デトックスのサポートを
たくさんの方にしてみて分かるんですが
人によって最適な浄化デトックス法はまったく違います。
そのときの波動もありますし、環境もあります。
それにHSPさんにはとくに配慮が必要です。

たまたま私のそのころの波動と境遇だと、
滝行という浄化法が最適だったのです。

あのとき手に入れた験力(げんりき)を失ったのはもったいないですが
そこの宗教法人の跡取りになるように迫られて
自分は宗教というものが大きらいなので
逃げ出したのはやむをえなかったです。

相談に来られる人も、自分で努力しようというのでなく
お金を積んで祈ってもらえば悩みから解放してもらえるだろうという気配が満々でした。
これって依存患者を作ってるだけじゃないのかという思いもあって
ちょうど1年目に滝行道場を出て
また俗世に戻ってきたのでした。

ちなみに、わたしは株式会社鳳城(ほうじょう)研究所の代表ですが
この「鳳城(ほうじょう)」はこの滝行の際に
師匠がわたしにくださった名前です。
だからこんな、誰も知らない漢字を使っています。
滝行で気づいた大切なことを忘れないように
二度と頭でっかち人間に戻らないように、
との思いからです。

滝行のことを書きましたが
わたしの発達障害の方は、このとき
まだまだ解決できていないことは
さゆりんと結婚してみて知りました。

というか
自分が発達障害だなんて
つゆほども思っていませんでした。

それでもこの滝行体験があったから
この10年後に始まる自分の発達障害改善の取り組みに
真摯に向き合えたのだと思います。

のりりんでした。

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