我が家が発達障害夫の奥さん幸せコーチになった話

さゆりん&のりりんが
発達障害夫の奥さん幸せコーチになった経緯をお話します。

9年前にさゆりんとのりりんは結婚しました。
のりりんは3度目の結婚です。

わたしさゆりんは、
結婚してみてのりりんにつくづく苦労しました。

さゆりんがどうなったかというと
・突然ポロポロ泣き出す
・元気がなくなっていった
・眠れなくなった
・散歩しているとクラクラとめまいでその場から動けなくなったりした。
・うつ気味にもなった
・胸の痛みが突然襲ってきた
・食欲不振
・頭痛
・めまい
・吐き気
・微熱が続いた
・動悸・息切れ
・腹痛
・下痢
・腰痛
・肩こり
・生理不順や無月経
・手足のしびれなど

今ならわかりますが
もうほとんどカサンドラ症候群でした

このまま結婚を続けるのはムリかもと
離婚をまじめに考えました。

のりりんの認識はこうでした
「さゆりんがどうもおかしい
なんでかわからないけど
このままだと家を出ると言うけど
わけがわかんない。
毎日楽しくやっているし
別にけんかもしてないし」

本人はまったく悪いと思っていなかったのでした。
発達障害の家族は
誰でも
こんな状態に置かれます。
こんなに苦しめられているのに
本人は露ほども
自分にいけないところがあるとは思っていないところが
許せません。

さゆりんの結論
本やネットで調べていくうちに、
あれも当てはまる、これも当てはまるということで、
のりりんは発達障害なんだと自己診断するに至りました

のりりんはソフトなADHDとASDだった!
身体的DVがないだけマシか…。

夫が発達障害かもしれないとわかった時、
ショックを受ける人より
安堵する人の方がずうっと多いと思います。
これまで「なんでこうなるんだろう」と思っていたモヤモヤが晴れますから。
そして、悪いのは夫ではなく、
発達障害という障害だということになり、
少しは夫を憎まなくてすむからです。

のりりんの障害特性について理解
わたしは潜在意識をナビゲートする
セラピストの仕事をしていたのに
発達障害の旦那さんの応対にはまったく無力でした。

臨床心理の知識を持たずに
セラピストをやってはいけないと
猛烈に反省しました

カラーセラピーの資格をとる際に
カウンセリングの勉強もしましたが
発達障害や家族障害、精神医学全般の学びの
質と量が
ぜんぜん足りてませんでした。

のりりんの苦しみ
だいぶあとになって
のりりんが自分で整理してみたところ
のりりんのお父さんが
激しいADHD・ASDの発達障害であるのに加えて
自己愛性パーソナリティ障害と双極性障害の持つ主でした。

自己愛性パーソナリティ障害は
自分の能力を過大評価して
自分はエライ、周りの人間はバカだと思い込んでいる病気です。
一言で言うとイヤな奴です。
ふつうは性格と考えますが
精神医学では薬物治療が必要な「病気」なのです。
こんな父親では、機能不全家族になるのは当たり前です。

双極性障害は
気分の上下が激しく
気が散りやすい、軽はずみな行動をとる心理障害です。
これも薬物治療が必要な「病気」です。
短時間、精神科に入院したそうですが
自己愛性パーソナリティ障害があるため
「自分はこんなところにいる人間ではない」と
治療を止めたそうです。

どうしてうちは人の家庭のような温もりがないのかと
不思議だったけれど
典型的な機能不全家族だったのでした。

のりりんは
本人が発達障害に生まれついただけでなく、
発達障害家族の苦しみを
わたしよりも深く長く
体験してきたサバイバーなのでした。

だからでしょう。
父親と暮らす高校時代は何を言ってもやっても
周りと何かがずれていて
人になじめなかったと言います。

これは発達障害に加えて
機能不全家族に育った者にある
アダルトチルドレン(AC)のせいだと思われます。

のりりんはピエロ役を引き受けてしまったACと
ケアテイカー役を引き受けてしまったACの
ふたつのACが特に顕著だったようです。

①衝動的に行動する(ADHD)
のりりんは欲しいものは、後先考えずに衝動買いします。
彼は本を毎月大量買いするクセを持っていました。
届いた本をパラパラと眺めたらそれっきりの本が山ほどありました。
本以外でも一度、気になるものがあるとネットで調べまくり、
勢い余ってポチッと注文してしまうこともありました。
勝手に高額のものを注文されると困るので、
さゆりんが注文係になるという、
我が家のルールを決めました。

我が家は新型コロナを機に、里山に移住しました。
東京の世田谷に住んでいたけど、
突然「農家になろう!」と「田舎に住もう!」と言い出して
まず神奈川に移住して農業の勉強をして
2年後に今の奥房総に移住したのでした。

「え、いきなり農業!」
こちらはビックリですが、
本人にとっては突然で
ずっと夢だったそうです。
聞いたことないけど。

②何かに集中している時は、何も耳に入らないし気づかない(ASD)
スマホで興味ある記事など読んでいるときは、
話しかけても返事は「はい」とするけど、
内容は全く聞いていないし、覚えてません。

「さっき、返事してたけど、これ、やってないよ?」
と確認すると、
「あれ、そんなこと言ったっけ?」となります。
集中力がすごいので、周りの声が聞こえていない。
なので、返事があっても目が合うまでは要件を言わないようにしました。

発達障害は耳からの情報に弱く、
目からの情報が圧倒的に強いという特性があるそうです。
だから、話したあとにメモを残すかLINEで送って見てもらったあと、
忘れないように共有しているスケジュールに入れるようにしています。

仕事に集中しているときなどに、
服に食べ物のしみがついているのを拭いてあげても気づかない、
もちろんお礼も言われません。

「今、これしてたげたよ」とアピールすると
「あ、どうも」とはじめて気づいて反応します。
これを繰り返すしかありません。
のりりんはかなり訓練されましたが
まだまだですね。

③自分が興味あることへのこだわりが強すぎる(ASD)
のりりんは食事や食べもの物に対するこだわりが強いです。
肉の火の入り具合や目玉焼きの半熟具合など、
自分の好みに合わないとふくれます。

テーブルに肘をついて食べると、
きつく怒って食事の楽しい雰囲気をぶち壊します

言葉の使い方にうるさく、漢字の読み方や正しい日本語にこだわります
言葉の使い方を間違えると、誰にでも遠慮なく
「言い方が違う」と正そうとします。
伝えている最中に言葉の使い方を間違えると
のりりんは言葉の使い方の指摘に意識が集中しますから
わたしの伝えたいことが伝わらないのが悲しかったです…。

「こだわりのある男って何だかかっこいいわ」
と思われるかもしれませんが、
生活を共にしているとそんな悠長なことも言っていられません。

どこに「こだわり」が出るかは人それぞれ。
きれい好きなわけでもないのに
ものの整理の仕方や置き場所にこだわる人もいます
善意で夫の物を片付けたり整理したりすると、怒りだします。
生活のルーティンにこだわりがある人もいます。
何時に起きて、何時に食事をとって、就寝は何時、といった具合です。

子どもができると大人の生活も一変するものですが、
発達障害の夫はこれを受け入れません。
夜間に泣き続ける子どもを見て、
「おい、俺はもう寝る時間だから静かにさせろ」
などと言われ、
わたしたち妻は腹が立つやら悲しいやら、
何とも言えない気持ちになるのです。

④自分の感じ方やものさしを押しつける(ASD)
「相手は自分と同じなんだ」
としか考えられないのが根本にあるので、
「私はそうではない」
というとビックリされました。
(そんなこともわからないのかと
こちらのほうがビックリです)

発達障害の家族にとって
これが苦しさのおおもとにある気がします。

だから障害者本人は、家族の痛みをわからないし
想像もできないのでしょう。

わたしは傷つくたびに
「今わたしは傷ついたよ」と
伝えました。
のりりんはしだいに
感じ方が人と自分はちがうんだとわかるようになっていきました。

⑤頭がよく口達者なせいでモラハラな物言いがよくある(ASD)
アスペルガーの人は知的に秀でていることが多いので、
特定の専門分野に強く、高学歴で、専門分野で活躍しています。
それで口が立ち、威圧的なしゃべり方をしてしまうようです。
のりりんもまさに、高学歴で自分の好きな分野に関しては博識。
さらにコンサルという職業柄、すごく偉そうなところがありました。
偉そうな言い方をそのままさゆりんに使うので、
ちょっと怖かったし、腹が立ちました。

発達障害の人は相手が理解を示さないとイライラしたり、
高圧的な態度を取ったり、相手を言い負かしたりします。
こういう人の中には社会的に成功している方も多いから
いっそうめんどうです。

どうしてわがまま放題ののりりんに
人の話を聴かなくちゃいけないコンサルができるのか聞いたら
仕事場では
静かに話を聴くことも仕事のうちなので傾聴訓練をしたからだそうです。

家でもそれをやってと頼んだら
家は仕事場ではないからできないと
きっぱり言われました。

そんなのりりんも
この6年でずいぶん変わって
いまでは静かにわたしの話を聴ける人になりました(笑)

⑥周りの空気を読めない、読む必要を感じていない(ASD)
こだわりが強く、正直なので
相手の感情や気持ちを忖度することができません。
のりりんは
プライベートの集まりなどでキツイ一撃をしばしば放つので、
いっしょにいるとハラハラしました。
さゆりんにも忖度なしなので、
「私のことを大切に思っていないのかな?」
と悲しくなることもたびたびありました。

 「空気が読めない」「察してくれない」は
発達障害家族に本当によくある訴えです。

「言わなくても分かって」は通用しませんし、
こちらが何を望んでいるかを考え、
その考えに沿うような言動も期待できません。

そのため、妻は夫から「思いやってもらっている」という感覚を持ちにくくなり、
「理解されない」
「気持ちを分かってくれない」
「尊重してもらえない」
といった不満につながっています。

交際中は、ちょっと変わった面白い人との印象を持つことが多いようです。
のりりんもそうでした。
こんなにおもしろい人はそうそういません。

でも結婚して生活を共にし始めると、
そんな風にプラスに考えられなくなってきます。
結婚したら、良好な意思疎通がなければ生活はできません。
でも本人に興味のないことを相談しても
積極的に考えてくれませんし
自分の好きなことしかしません

発達障害の夫の奥さんの多くが
ひとりぼっちで頑張っているような気がすると言うのは
あたりまえです。

わたしは自分の幸せ軸を固めなおしました
のりりんの特性と対策をさくっと書きました。
それらを毎日コツコツとやり抜けたのは
わたしさゆりんが古武術で
「中心軸」ができていたおかげだと思います。

そして自分の幸せ軸を
「のりりんと幸せな家庭を築く」
と定めたおかげです。

HSPの繊細さに振り回されて
ダメンズに貯金をむしり取られていたころの
わたしなら
とてものりりんに立ち向かえなかったでしょう。

「あの頃の弱い自分には絶対に戻らない」

その決心が、
私の中に岩のようにありました。

今のさゆりん&のりりん
6年間くらいかかりましたが
ようやく今の
人もうらやむ仲良し夫婦になれました。

のりりんも
自分が発達障害であることや
ひどい機能不全家族で育ったことなどを自分で解読して
わたしの言葉を素直に聞いて
変わるようにと努力してくれました。

発達障害の本人が、変わるようにと自分で努力してくれるかどうか?

ここが関係修復を目指すか
あきらめるかの大きな分岐点です。

いきなり努力してくれるわけはないので
ゆっくりと
「自分も努力した方がいいみたい」と
本人に気づかせるステップが大事だと思います。

我が家でも
のりりん本人が
自分の心理特性に気づきだすと
その後は早かったです。
発達障害者の多くは頭がいいので
理解したら早いのです。

本人が自分の特性を気づくまでが長い道のりでした。

のりりんがさゆりんと結婚して良かったと思うこと(のりりん談)
さゆりんは自分のことをしっかり理解しようとしてくれる。
3回結婚したが
前の二人にはそういうことはなかった。
(お二人にはたいへんご迷惑をおかけするだけかけました。
ほんとうに申し訳ありません)

さゆりんは涙ぐましい努力をしてくれた(今も)
3度目の結婚で
自分はアダルトチルドレンの鎧(よろい)をようやく
脱ぐことができた。
心を開いて奥さんに甘えることができるようになった。

さゆりんがのりりんと結婚して良かったと思うこと
のりりんは根が素直なのがよかったです。
いやな部分を指摘されても受け入れて、改善した行動できました。

「農家になろう!」
とか
「田舎に移住しよう!」
なんて、普通はいきなり言い出さないようなことを突然言いだして、
実行しちゃう(笑)
のりりんの言い出すことはいつもいきなりだけど、
それに乗っかることで結果的に楽しかったことがたくさんあります。

「今日は天気がいいから、今からシェアカーで滝を見に行こう!」
といきなり何時間もかけて山奥の滝を見に行って
ついでに滝にあたってはしゃぐとか。

いわゆる一般的な安定した生活ではないけれど、
面白おかしく生活できているのは、
のりりんのおかげだなって思います。
HSPのさゆりんには思い付きで行動なんてとてもできません。

発達障害の家族をだれも助けてくれません
発達障害者の数の分だけ、
いえ、その数以上に、周りにつらい家族がいます。
あなたもそのおひとりでしょう。

メディアは家族のことは忘れたように
障害の本人のことばかり
取り上げますし
支援センターももっぱら障害本人のことばかり考えます。

信じられないことですが
精神医学の医師で、カウンセリングの技法をきちんと学んだ人は
ほとんどいないそうです。
だから「他の家族はあなたよりもっとたいへんなのだから」という
残酷な言葉を吐く医者がいるのです。

あなたは発達障害のことを学校で習ったことはないですから
あなたの置かれた状況は
あなたにとって未知のことです。
まさかこんな人が世の中にいたなんてと
驚きが先に来ていることでしょう。
わたしもまさにそこからスタートしました。

我が家の経験はあなたにはそのまま通用しませんが
HSPの奥さんと発達障害の旦那さんの夫婦再生という我が家の経験は
わたしたちには宝物です。

でもあなたにはそのまま通用しないでしょう。

旦那さんの発達障害の程度も違うし
おふたりのそれぞれのアダルトチルドレンの性質も
100人が100人違います。
表面は似ていても、中身は大きく違うのです。

ふつうはあなたご自身も
何かのアダルトチルドレンの性質をお持ちかと思います
そうだから今のご主人と引き寄せあったのでしょう

だからお宅だけの
発達障害の旦那さんと幸せを創る道筋を描くしかありません

わたしちは発達障害夫の奥さん幸せコーチです
わたしたち夫婦は発達障害夫の奥さん幸せコーチとして
あなただけの答えをいっしょに創り出す
お手伝いをすることにしました。

これまでHSP向けのセラピーのお客さまが500人いますが
その中で発達障害家族の悩みを持つ方はいないかと呼び掛けて
今は10家族くらいにコーチングをしてきました。

発達障害夫の奥さんのつらさを知っているので
一人でも多くの人を助けたくて
HSPに限らず、はじめての方にもオンラインでコーチングを提供することにしました。

つらいときは一人で悩まずに
味方を持つことです。

実際、私が婚約破棄になった発達障害のダメンズ男の件で、
身も心もボロボロになったときがそうでした。

はじめは「わたしは何がいけなかったのだろう?」
と自分を責め続け、思考停止状態でした。

でも、不倫も警察沙汰もなんでもありの海千山千の大学の恩師に相談したところ、
「泣いてもいいんだぞ」と言われ、
とても心がとても楽になったことを覚えています。
そこから、行動する元気が湧いてきました。

このときはめまいと下痢にも苦しんでいたので、
先生の言葉に勇気づけられて、
重い腰をあげて病院に行きました。

次に自然療法の専門家に相談しました。

心がボロボロになることや、病気になることはあってほしくないし、
想定外のことです。
自分の頭の中にもともと問題の解決策があるわけがありません。

「どうしたらいいだろう?」と、
どんなに考えても、答えなど出てきません。
逆に「この問題を解決できる人は、どこにいるのだろう?」
と考えれば、やるべきことは明快です。

とにかくできるだけ情報を集めて
「この人なら答えを持ってるかも」
「この人なら助けてくれるかも」
という人に会ってみる。
それでだめならまた別の人に会ってみることです。

世の中は捨てたものではありません。
あなたを助けてくれる人が必ずいます。

ぜひわたしたちも、その候補に加えてください。

とりあえず10の痛みが9になるように。
そして8になるように。
7になるように。
細かいステップをコーチします。
そうやって、
いつか痛みがゼロになる日を
ゼロから大きなプラスになる日を
いっしょに目指しましょう。

あなたには何より先に
パートナーと自分自身の両方のことを深く理解していただきたいです。

改善の方針とステップは
お宅独自のやりかたになります。
それをいっしょに創らせてください。

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HSPさゆりん&発達障害のりりん@恋愛・結婚の悩みを解決するトリセツ
\発達障害モラハラ男との結婚・恋愛プロファイリングと対策/
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★毎日お昼に踊りながらこんなリード動画出してます
・発達障害夫は店内で大声で叫んでも平気問題
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