アダルトチルドレン(AC)は
幼少期に機能不全家族(機能していない家族)の中で
生まれます。
機能不全家族で育った子供は
その家族内で生き延びるために
五つの役割を演じて生き延びたという
サバイバーなわけです。
そうでなければ生きていけないという
環境であったわけです。
わたしの家も旦那さんの家も
みんな立派な機能不全家族でした。
機能不全家族の特徴はこうしたものです。
ひとつでも該当すれば、それは立派な機能不全家族です。
となると、日本中の家族のほとんどが
機能不全家族ではないでしょうか。
ある医師が「すべての家族が機能不全である」と言うのもわかります。
(1)世代間の境界があいまいな家族
例えば今日は魚が食べたくないと子供が言うと
じゃあお肉にするとしたら
家族の献立という重要な意思決定権を子供が握っていることになります。
子供がゲームを買ってと強く願うと買ってもらえるとしたら
お金の使い道という重要な意思決定権を子供が握っていることになります。
これは世代間境界が壊れているということです。
子どもの意見にはちゃんと耳を傾けましょう。
しかし最終的な意思決定は親が判断するのです。
夫婦連合が家族の中心にある家族が正常です。
横の連合が中心にあるからです。
母と子による母子連合、父と子による父子連合になると
これは横の連合で、
家族が正常ではないということです。
母子連合ができていると子供は
お母さんにとって一番の子供になりたいと思うのでマザコンになります。
夫婦連合が家族の中心にあると、
男の子はお母さんにとっての一番はお父さんなんだ
僕はお母さんの一番にはなれないんだと認識できます。
お父さんにはかなわないと思います。
お父さんをモデルにして、大人の男性に向かって成長していけます。
夫婦は子育てする時間よりも
子どもが巣立った後の時間の方が圧倒的に長いことを
忘れないことです。
健康な家族には世代間境界がしっかりあります。
親世代と子世代の間にちゃんと境界線があります。
夫婦間だけで共有されて子供の耳には入れない情報があります。
例えば夫婦互いへの不満
実家の親と今もめている
家計が家計めちゃくちゃ厳しい
そういうものに子供を巻き込まないことです。
シングルマザーもシングルファザーも不安に思うことはありません。
夫婦連合が大事だということは
2人が必要だということではなくて
世代間の境界がしっかりあるということが大事だということなのです。
重要な決定は親世代がしているということが大事なのです。
離婚した方は、努力して別れた相手の悪口を
子供に聞かせないでいてください。
子供にとっては唯一の父親なのですから。
父親が尊敬できると
子供はそれをロールモデルにして育っていけます。
子供は勝手に父親を尊敬して育っていけるのです。
(2)強固な役割がある家族
機能不全家族には
絶対にお手伝いしなくてはならないというような
強固な役割があります。
機能する家族には強固な役割がありません。
臨機応変に役割が変化します。
お手伝いできないときはできないでいいよと言える家族です。
(3)家族に秘密がある家族
機能不全家族には
家族に共有されている秘密があります。
機能する家族には
恥ずべきことがありません。
見せられないことがありません。
(4)家族に他人が入り込ませない家族
機能不全家族は外の人に相談しません。
機能する家族は
家族に他人が入ることを許します。
隠していることがないので
外の人が入ってくることに抵抗がありません。
(5)ユーモアのない家族
機能不全家族はギスギスしています。
機能する家族にはユーモアのセンスがあります。
安心の場なので自由に自分のセンスが出せます。
(6)個人間の境界があいまいな家族
機能不全家族とは
家族が互いの幸せに行き過ぎた関心を抱いている家族です。
プライバシーが保たれていません。
あなたのためよという言葉で
口出しされます。
機能する家族にはほどよい距離感があります。
互いの価値観が違うということが尊重されています。
夫と妻の間でも幸せ軸、価値観が違うし
親と子の間でも幸せ軸、価値観が違います。
互いのことに干渉しない
でも互いのことにちゃんと関心を持っている
これが安定感と安心感のある家族関係です。
(7)家族から去る事がゆるされない家族
機能不全家族は、夢を優先することを許されません。
機能している家族は、
家族であることの感覚を持ちながら
家族から去ることも自由です。
(8)変化に抵抗する家族
機能不全家族は、
子ども扱いを永遠に続けようとします。
これまでのやり方を継続しようとします。
変わろうとする家族を
相手にしないか無視します。
機能する家族は
家族間の葛藤や変化に向き合います。
(9)誰かの利益のためにある家族
機能不全家族は誰かの利益のためにできている家族です。
堅苦しいルールに従わせることが目的になっています。
家族はどんどん気持ちがすれ違い、離れようとします。
機能する家族は一体感があります。
家族間に厳しいルールはないけれど
集まったり話したりすることができます。
居心地がいいのでみんなが寄ってきます。
機能不全家族への提案
【提案1】家族は役割演技と割り切る
家族としての役割と割り切って演技します。
人はいろいろな仮面をつけて社会生活を送っています。
会社では社員の役割を、地域では住人の役割を。
だから、家では与えられた家族の役割を演じることは無理ではありません。
ただ、家族への甘えがあるから、家でだけ、役割を演じないのです。
②契約制親子を取り決める
何歳まで親子でいるかをお互いの合意で取り決める方法です。
契約終了後は知り合いの一人になります。
西欧ではこの考え方で子供を育てる人が多くいます。
③家族を解消する、つまり家族離散する
過激で痛みが大きいですが、もっとも効果があります。
共依存の家族関係があるなら、これしか手はありません。
各自が自分に向き合って
「自分の幸せ軸はなんだろう?」
「わたしは何をしていたんだろう」と
自問して、はじめて自分をリセットできるのです。
生活のため、世間体のため、子供のためとごまかしながら
崩壊した家族を続けるよりもましだと
わたしは思います。
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